漢検協会の親族企業３社が３年間で３５億円の差益。背任も視野にいれて捜査を進めているそうである。事件の背景には日本人の資格好きも関係しているとおもう。資格マニアとか免許マニアと称される人達がいて、取り敢えず必要も無いのに実に色々な資格や免許を持っている、私事になりますが、以前勤めていた会社は重量物を運搬する機会が多く、実に色々な免許が必要であった、詳細を述べると、はい積み免許 はい作業免許 自動車免許 ５㌧未満移動式クレーン免許 玉掛け免許。聞き慣れない言葉の はい積みと、はい作業の違いを説明すると、フォークリフト（重量物を運搬する機械）で工場で製造した製品を所定の場所に積み上げるのが、はい積み免許で、そこから車に積み込むのに必要なのがはい作業免許である、現場に向かう為の自動車免許、荷物を降ろす時にロープを巻きクレーンを使うので、ロープを巻く時の玉掛け免許、クレーンで降ろすので、移動式クレーン免許である。つまりトータルで５件の免許や資格が無いと工場から現場迄荷物を運べないのである。大分以前の話になるが、はい作業免許は持っていたが、労働基準監督署の職員に、はい積み免許も取得する様に言われ受験に行ったが、講習の内容は米俵の積み上げ方であり、当時でも米俵は何処にも無い、実情にそぐわない講習内容でも免許さえあればいいと言う国の姿勢にも問題がある。今迄漢検を受験した人の中にはマニアの人もいただろうが、就職難の時代少しでも有利にと高い受験料を払って取得した人も大勢いたとおもう。折角の資格が無駄にならず権威の有るものになるよう今後の漢検の事業展開に関係官庁の指導を期待する。例に依って賄賂を貰ってなんかはダメですよ～～～。