都議会で猪瀬知事が5千万円の領収書を高々と掲げたテレビを見て古い体験を思い出した。土地を入手したときのことです。購入後しばらくして税務署から「お尋ねしたいことがあるので○月x日に云々」の葉書が届いた。何事かと指定された日に出向くと、親からお金を貰ったのでないかと現金で購入した土地代金の調査だった。自分の貯金と当時の彼女から借りたお金で支払ったので正直にその旨を話したところ「借用書は有るのか」と言う。わたしは激しい口調で係官に言った「あんたは彼女からお金を借りる時にも借用書を書くわけ? 普通、彼女から金を借りるのに借用書なんて書かないよ!借用書が必要ならこれからでも書くけどっ!」これで一件落着したわけですが、借用書さえあればいいのであれば、全ての国民が借用書を書くようになって、今後贈与税や相続税を支払う人はいなくなるとその時思った。地位と権力の両方を併せ持ち、かなりきな臭い猪瀬氏の場合はこれと一緒に論ずるわけにはいくまい。蛇足ながら土地購入の代金は自分の貯金より彼女から借りたお金の方が多かったこと、未だにあのときの分として返してないこと、当時の彼女は現在の愛妻であること、そしてそれが原因なのか?今だに頭が上がらないことも付け加えておきます。