日々雑感

男の独り言

温泉事情

2020年10月25日 09時03分00秒 | Weblog
Go Toトラベルで訪れた温泉に専門学校の学生が大勢来て居ました。お風呂は混むだろうと覚悟していたら、大浴場も露天風呂も空っぽです。どこの家にも内風呂が備っている現代、銭湯世代では思いもよらないことですが、他人の前で裸になる習慣が無い若者たちは、大浴場で大勢で入浴することが恥ずかしいらしいのです。
確かに時代は変わっている!

世界食糧計画にノーベル賞

2020年10月11日 09時26分54秒 | Weblog
タイピングの練習に地方紙の「卓上四季」を叩いてみました。

「内戦が19年も続いていたウガンダ北部の町で、世界食糧計画(WFP)のモラフト所長が言った。「最も怖いのは、世界に忘れ去られることです」。2005年の夏のことだった▶反政府勢力による住民殺害が横行し国内避難民は200万以上に上った。コソボ紛争に匹敵する50万人以上が犠牲となったが、国際社会の関心は低かった。食料を奪われる村にとって。WFPの支援は文字通り命綱となっていた▶ノーベル賞委員会はきのう、今年の平和賞をWFPに授与すると発表した。推計で年間80ヵ国以上の9700万人を救い、飢えが戦争や戦火の要因となることを防いだと評価した▶コロナ禍で貧困層の栄養状態の低下は深刻だ。授賞理由では「食料は最も有効なワクチンだ」との言葉もあった。関心の高まりで、支援に充てる拠出金や寄付の増額も期待できる。歓迎したい▶ソ連が撤退したアフガニスタンで1990年代、人々を苦しめたのは干ばつだった。国際機関も「400万人が飢餓線上にある」と警告したが、イスラム勢力のタリバンが政権に反対し、世界は食料を含む制裁を課した。その後、米中枢同時テロが発生。アフガニスタンは戦場となった▶80年代から医療支援やかんがい活動に取り組んだ中村哲さんが「食料こそ最大の安全保障です」と説いていたことを思い出す。その意味を改めてかみしめるWFPの平和賞である。」

「朝日新聞デジタル>記事
アフガンで銃撃、中村哲医師が死亡 現地で人道支援
2019年12月4日 16時49分

アフガニスタン東部ジャララバードで4日朝、銃撃された車両。日本の人道支援NGO「ペシャワール会」の現地代表で、医師の中村哲さんらが乗っていた(現地住民提供)

 アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードで4日朝、同国で人道支援に取り組んできたNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表で、医師の中村哲さん(73)の乗った車が何者かに銃撃された。州政府によると、中村さんや運転手ら計6人が死亡した。

【特集】中村哲医師、銃撃され死亡
 長く医療支援や灌漑(かんがい)工事を続けてきた中村さんは10月、同国から名誉市民権を授与されたばかりだった。2008年に日本人スタッフ(当時31)が殺害される事件があったため、警備員を付けて活動していた。

 同国では政情不安定化を狙って武装勢力が国際NGOや外国機関を攻撃する事件が後を絶たない。4日正午時点で犯行声明は出ていない。

 州政府幹部によると、中村さんは地元病院で応急処置を受けたが、腹などに複数の銃撃を受けて死亡したという。

 同会によると、同日午後1時前に現地スタッフから中村さんが負傷したという連絡が入った。現地時間の同日朝、アフガン東部で進めている灌漑(かんがい)工事の現場に車で向かう途中、銃撃を受けたという。」

寿都 核ごみ応募

2020年10月09日 13時00分55秒 | Weblog
タイピングの練習に地方紙に連載の「卓上四季」を打ってみました。

「沢内三千石 お米の出どこ 升ではからねぇで コリャ 箕ではかる」。南部藩の隠し田とも呼ばれた岩手県沢内村(現西和賀町)に伝わる沢内甚句には、悲しい村の歴史が詰まっている。▶凶作に見舞われた宝暦の飢饉。厳しい年貢の取り立てに苦しむ村のため、およねという庄屋の娘が人身御供となった。「お米」はおよねであり、「箕」は身を指す。生き延びるため、泣く泣くおよねを差し出した村人の哀切に胸が痛む▶生きるために失うものが人とは限らない。こちらの町と村が、交付金という禄と引き換えに差し出すものは一体何だろう▶原子力発電所から出る高レベル高射性廃棄物の最終処分場選定を巡り、後志管内寿都町(すっつ)と神恵内村(かみえない)がきのう、選定手続きの第一段階となる文研調査に応じる方針を表明した▶最終的な誘致につながるものではないとするが、文献調査応募に伴う交付金の取得だけを目的とするならば、納税者の理解は到底得られまい。今後は、処分場の設置に向けて正面から向き合うことになる▶廃液で作るガラス固化体は放射能が強く、製造直後に人が近づけば20秒で死に至る。安全になるまで10万年という気の遠くなる時間を要する。安全神話が虚構であることは、福島の原発事故で身にしみたはずだ。およねは、評判の美しい娘であった。北海道の豊かな自然と重なって見えるのは、疑いすぎであろうか。」

文献調査対象自治体に2年間で最大20億円の交付金が支給されるという。2007年の高知県東洋町以来2例目で、東洋町は文献調査に応募後、住民の反対運動を受けて応募撤回に至った。