日々雑感

男の独り言

寡(すく)なきを患えず、均(ひと)しからざるを患う

2012年12月27日 07時57分53秒 | Weblog
「改革なくして、成長なし」威勢のいいキャッチフレーズの小泉改革の元に日本道路公団が、東日本、中日本、西日本高速道路、の3社に分割されたが、2005年の分割以前は 総裁 副総裁 理事の8人だったのが、分割後は3社合わせて51人になり、役員数は6倍、報酬も6倍になった。「中日本」の役員の内2人は国土交通省OB(うち1人は出向)取締役6人の年間報酬総額は1億1158万1000円、平均で一人当たりの年収は1860万円にもなる。月給が155万円なら庶民的感覚では毎月宝くじに当たっているようなものである。民営化すれば効率化が進み国民に大きなメリットがあるといわれてきた「ムダな高速道路作りの中止」「高速道路通行料金の引き下げ」だったが、両方ともに果たされず。ムダな高速道路造りには最終的には政治的な妥協があり、高速道路整備計画の9342kmは全部作ることになった。20兆円かかる予定が10兆円になったのだから国民にとっては大きな成果だと当時の広報官猪瀬直樹氏が言っていたが、いくら10兆円削減されても、いらないものを作っても意味が無いとおもう。一兆とは1の次に0が幾つ付くのか考えるのも面倒なことであるが、その十倍の10兆円もの大金がいとも簡単に行ったり来たりする。スーパーのチラシで1円2円を見比べる庶民感覚とはお金の価値観があまりにも違い過ぎはしないか。
表題は確か、孔子の言と記憶にあるが、孟子にも、不患貧患不均(乏しきを憂えず、等しからざるを憂う。という言がある。いつの世も貧富の隔たりは絶えないものである。

逸話

2012年12月26日 10時28分31秒 | Weblog
あまり人に知られていない興味ある本当の話を逸話という。森喜郎氏が総理の頃、アメリカ大統領はBILL CLINTON(ビル クリントン)氏だった。これは通称で本名はWILLIAM CLINTON(ウイリアム クリントン)という。
さてアメリカに行くことになった森氏に外務省の官僚がアドバイスした。先ず最初に会ったらHow are you?(お元気ですか?)と言ってください。そうすると相手はI'm fine thank you and you?(ありがとう、私は元気です、あなたは)と言うのでme too(私もです)と言ってください。これで上手く事が運ぶ筈だったが、森氏は最初にこう言ってしまった。Who are you?(あなたは誰ですか?)答えてクリントン大統領が言ったI'm husband of Hellary clinton(私はヒラリークリントンの夫です)森氏は言うMe too(私もです)
英語が話せない日本人がいても当たり前で単に笑い話で終わってしまうが、日本人でありながら日本語である 未曾有「みぞう(今までに嘗て起こったことがないこと)」を みぞゆう と読んだ元総理が、副総理、財務、金融相に起用する人事が了承され、菅元総理の奥様に「泣くような人とはさっさと離婚します」と言われた海江田氏が民主党の代表になったようです。精神科でいう鬱病に似た症状で総理を辞任し再度総理になった安部氏、今度はやたらと元気がいい。紙幣を沢山印刷して日銀に買わせるとか言い出して、そんな事をしたら携帯を買うのに、リュックサック一杯のお金を持っていかなきゃならなくなるし、百万円札や一億円札が出現するかも、マサカ服用していたかも知れない抗うつ剤が効きすぎて躁病になったんではないんでしょうね!! 躁うつ病は完治するまでに相当の時間が必要とされるようですが、
 大丈夫なんでしょうか??

 最後まで自分の言葉で話せなかった 野田氏

2012年12月20日 11時50分28秒 | Weblog
選挙戦、惨敗後の会見で語ったのは「敗軍の将、兵を語らず」「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」だった。誰でも知っている言葉である。
「(敗軍の将は兵を語らず)は別としてこの名演説があることから、軍人を引退したと勘違いする人も多いが、実際は死ぬまでアメリカ軍元帥のままだった。これはアメリカでは「元帥」の位には引退制度が無いためであり、その為にこの演説の後には軍人(元帥)として何の活動することは無かったが軍人としての籍についてのみ語れば、生涯現役の元帥だったのである。」

議員を辞めると言いながら外国で余計なことを言って非難された鳩山氏も見習うといい。野田氏も演説の度に誰かが過去に言った言葉を真似て相田みつお氏の どじょう から始まって小泉元総理の「改革なくして成長なし」を真似た「福島の再生なくして日本の成長なし」政権終焉のころにはイギリスのチャーチル首相の「ever never never」もありました。締めくくりはアメリカのマッカーサー元帥だったのです。

ご自身が自分で語られて私の記憶に残っている言葉といえば、「消費税増税」と「原発再稼動」くらいしか無いのです。元々が、素養とか素質とか人間としての教養の無い人が、松下政経塾で俄か勉強して政治屋になったところで、口から出任せの嘘ばかりついて、政権与党になった途端に原発反対から原発推進に舵をとりなおし、野党に指摘されると「立場が変われば考え方も変わる」と言う。こんなことでは到底国民の支持を得られることなく惨敗して、結局はナンボのもんでも無かった。それにしてもこういう人が総理になれる日本って凄いっていうか怖い気がする。

口は災いの元

2012年12月17日 20時05分14秒 | Weblog
北朝鮮のミサイルは、さっさと打ち上げればいいと言った藤村氏。放射能を付けてやると記者団に言った鉢呂氏。原発で大騒ぎしている東電に電話して、対応の悪さに 俺を誰だと思ってると威張って怒鳴り散らした仙石氏。大学許認可問題で、訳も解らずにクレーム付けて大騒ぎにした田中真紀子氏。みんな落選してしまった。辛抱強い国民は利口ぶらないだけで、結構しっかり世の中を見てるもんです。

                後悔先に立たずですよー

決断と独断

2012年12月06日 10時28分38秒 | Weblog
最近の総理の発言に「決断」という言葉が耳にうるさい。本年の六月に平和目的に限るはずの原子力利用について「わが国の安全保障に資すること」の目的がいつの間にか追加されて、人工衛星の打ち上げを担う宇宙航空研究開発機構の活動で「平和目的に限る」とする条項を削除する改正法も成立している。国民の多くが反対する原発再稼動も例にもれず、正しい日本語ではこのようなことを「決断」ではなくて「独断」という。政治家を育てる松下政経塾で、先ず一番先に「日本人に正しい日本語の使い方」と「経済は命に優先しない」ことを教えねばなるまい。

戦争絶滅受合法案

2012年12月05日 10時00分25秒 | Weblog
この法案は、地方紙によると、大正デモクラシー期を代表する論客、谷川如是閑(にょぜかん)が提唱していたとある。デンマークの軍人による起草とし、開戦10時間以内に 1国家元首 2元首の親族 3総理、国務大臣、次官 4代議士(戦争に反対票を投じた者を除く)の順に「一兵卒として最前線に送るべし」という内容である。これほど、権力者や利益を得る人間が末端の国民を犠牲にして起こす戦争の本質ついて書かれているものは他に類を見ない。原発事故で役場ごと避難を強いられている双葉町の町長が、国と東電の責任者こそが避難所で生活すべきだと語っていたのと理屈は同じことだ。命よりお金が大事と思い込んで、原発再稼動させたい馬鹿政党の候補者は「事故時は議員自ら収束作業に当たり、議員宿舎または自宅を被災者に提供する」という選挙公約を掲げてから立候補するといい。憲法9条を弄繰り回して、戦争をしやすい国にしようとしている改憲論者も是非「戦争絶滅受合法案」を参考にすべきである。