日々雑感

男の独り言

安部単独政権におもう

2014年01月27日 10時12分48秒 | Weblog
戦後レジーム(体制)からの脱却に向けて改憲・秘密保護・靖国参拝、積極的平和主義などの強行姿勢の阿部政権に国民の懸念が広がっている。靖国神社参拝を受け継ぐとし、原案にあった「不戦の誓いと平和国家の理念を貫く」の文言は削除され、選挙で慎重姿勢を約束した環太平洋連携協定(TPP)は今回の運動方針で「積極的に推進する」に変わった。反原発を主張していた民主党が政権与党になった途端に「立場が変われば考え方も変わる」と前言を翻し原発再稼動に舵をきり、国民の信頼を失い再び野に落ちた構図と同じである。党内にいても言うべきことは言う。それが地元有権者の負託をうけた議員のあるべき姿だと思うが、与党内では首相を支持する議員が幅をきかせ、異論は隅に追いやられている、これらの議員達は地元支持者にどう説明するつもりなのか。一昨年の政権交代はこうした首相独特の歴史観や、国の秘密を政府が恣意的に指定できる法の制定が支持されたためではない。民主党の「国民への裏切り」や「決められない政治」への嫌気が自民党に再登坂のチャンスを与えたのだ。この度の自民党大会で採択された今年の運動方針には「長年の政権与党のおごりで国民の信頼を失った」と野に落ちたときの教訓はどこにも生かされていない。「監視されない権力は暴走する」という。政治的中立を求められるNHKの新会長が立場をわきまえない乱暴な発言で物議を醸している。ペンは剣よりも強し、こうなれば新聞各社の良識に期待するしかない。

声なき声

2014年01月22日 10時11分52秒 | Weblog
積極的な発言はしないが大多数である勢力のことをいう。1969年アメリカのニクソン大統領が演説に用いてから日本でも昭和35年(1960)いわゆる「安保闘争」の際に、現総理の祖父である当時の首相「岸信介」が銀座や後楽園球場はいつも通りであること等を挙げ、安保反対運動に参加しない国民を「声なき声」という言葉で表現した。昨年さいたま市や神奈川横須賀市・川崎市など主要都市で自民党が推す候補が相次いで落選した。福島・郡山の両市長選でも支援候補が敗れている。「地方選で自民党の支援を受けると負ける」とのジンクスさえささやかれている。つい先日の沖縄の名護市長選でも原発推進派が敗れた。原発問題とは、自分たちの近くにあるのは嫌な代物を離れた所ならつくってもいいのかいう、突き詰めれば「命・倫理・道徳」にいきつく。世界史に残る大事故を起こした東京電力は、停止中の新潟県内の原発を再稼動させようとしている。「動かせないなら、電気料金を値上げする」というのではテレビドラマの人質犯の言葉そのままである。さて東京都知事選は明日告示されるが、争点となるであろう原発問題に世界有数の電力消費地の東京都民の良識ある「声なき声」はいかばかりか、願わくば暴走総理のブレーキとなる結果であって欲しい。

沖縄県民の良識に拍手

2014年01月20日 17時31分21秒 | Weblog
いまだにアメリカの占領軍が駐留している沖縄県民にとって悲惨な戦争はマダ終結していないのだ。原発汚染水は1日400トン、ドラム缶に換算して毎日二千本も増え続けている現実に目を背け、地球が滅びるかもしれない危機的状況下でオリンピックのお祭り騒ぎでもあるまい。「都知事選の争点は原発」である。経済は人命に優先しないことを肝に命ずべきである。北国住まいで投票権の無いのが悔やまれる。




JR北海道

2014年01月16日 11時52分03秒 | Weblog
とうとう犠牲者が出てしまいました。同社では11年5月に上川管内占冠村の石勝線で特急脱線炎上事故が発生、国交省から事業改善命令を受けた後の9月に現職社長だった中島尚俊さん(64)が遺書を残して自殺している。入退院を繰返している現社長の野島誠氏は今月10日に入院して昨日退院しているが出勤しておらず同社広報部によると、自宅療養中でいつから出社するかについては未定である。北海道の鉄道網は本来開拓のための国家事業として敷設されたもので採算は度外視されていたのであるが、国鉄分割民営化以降JR北海道は巨額の赤字解消のためにリストラを推し進めたが、坂本氏はこれ以上のリストラを続けると乗客の安全が保証できなくなると、本来の鉄道事業以外からの利益を模索し札幌中心部の人の流れが変わったといわれるほどの大型複合商業施設「JRタワー」を札幌駅に併設開業させ、道民の球団「日ハムファイターズ」の誕生にも力を注いだ人物です。それにしては、甚大な事故を起こしながら誰ひとりとして責任をとらない原子力村の住人たちの面の皮の厚さに驚愕している。合掌

北海道の自然の造形

2014年01月15日 09時25分26秒 | Weblog
北海道の「樹氷」です。樹氷といえば蔵王が有名ですが、大きさでは「マンモス樹氷」ともいわれる北海道も負けてはいません


この写真は北海道大雪山連峰十勝だけの「風紋」です。山岳用語で「スカプラ」とも言われるようですが、吹く風が雪を削って造った芸術作品です