「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

二つ三つ

2018年01月31日 |   中3 
中3クラスでは定期テストが終わったクラスから順に
入試対策授業に切り替えています。
今日は長文読解の他に、息抜き的な問題として
「慣用句の間違い探し」をやってみました。

慣用句やことわざは、知っている生徒はかなりいろいろ知っていますが
知らない生徒は全く何も知らない、という感じで、かなり個人差が激しいです。
今日取り組んだ問題は、大人でも間違いやすいものをばかりで難易度が高め。
「全然わからない!」という悲鳴があちこちから聞こえました。

その中の1つがコレ。↓↓↓
下線部を正しく書き直しなさい。
「この間の二の舞を踏むのはもうごめんだ。」

「同じ失敗を繰り返したくない、ってことでしょ?」と
意味は理解できている様子。
でも、どこを直したらいいかわからない、と言うので
「『二の舞』、つまり『舞』だよ?舞は踏まないでしょ。」と
ヒントをだしたつもりなのですが、
「わかった!」と言って書いた生徒の答えを見たら
の舞を踏む」となっていて驚愕。
それって、2回どころか3回失敗してるんじゃあ…?
さらにショックだったのは、こう書いた生徒が1人じゃなかったこと。
ヒントが伝わらなかったか~。

正解は「二の舞を演じる
「二のを踏む」(=決断がつかずためらう)と混同しやすい、
ということなのですが
生徒たちはどちらもよく知らないので問題外という感じ。

こういうのは、正しい文章を目にしたり耳にしたりしないと
身につかないから、イマドキの生徒には難しいです。
わからない、知らないなら、せめて間違った知識が
身につかないようにしてほしいけど、それも難しいんだろうな。