淡路島洲本温泉にある夢海游。神戸ベイシェラトンホテル&タワーを
はじめ7つのホテル、旅館を運営しているホテルニューアワジグループがやっている。
目の前に大浜海岸が広がる海辺のスパリゾートで
客室が101室、収容人員434名という結構大きな温泉ホテルだ。
比較的最近リニューアルしたのか全体的にとても綺麗な印象を持った。
到着するなり当グループは売店へ一目散。それは淡路島の名物、
玉ねぎを買う為だ。右側のジャンボフルーツ玉ねぎが1個270円(税込)
ネットに入った普通の大きさのフルーツ玉ねぎが750円。
ここの玉ねぎはフルーツと言うだけにとにかく甘い。
やわらかい、みずみずしいと全国的に有名だ。淡路島産玉ねぎは
早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)の3種類がある。
早生は新玉ねぎと呼ばれ生で食べるのが最適、
中生も新玉ねぎと呼ばれ水分量は少なくなるが、早生とほとんど同じ。
今回買った晩生は最もポピュラーで手に入りやすい種類。
玉ねぎ小屋で吊り下げられ自然の風でゆっくり乾燥されたもの。
加熱して食べると甘みが強くなるので料理に適している。
それ以外にたまねぎポタージュ、たまねぎコンソメ、
フルーツ玉ねぎスープ、オニオンスープなど多彩な粉末スープも売っていた。
このスープは地元信用金庫の協力で特別ディスカウントをしてくれた。
本館からしばらく館内を歩いて行く離れスパ「海音の森」。このスパは
最高に素晴らしかった。大浜海岸を望むオープンエアの浴槽をはじめ
開放感のある露天風呂(白砂の湯)。夜早朝の海音の森スパへ行く
エントランスアプローチの雰囲気がロマンチックで素敵だ。入ると森のベンチと
称した休憩コーナーに出る。ずーっとベンチに成っていて一番奥に
ブランコ状態の椅子が空間を引き締めるアクセントになっている。
脱衣場も窓際が小上がりの座敷になっていて贅沢な作りだ。
お風呂は窓を開けたオープンな半露天風呂状態、
窓越しに大浜海岸の松並木が見える。こういう借景の露天風呂は
あまり無い。湯の肌ざわりはサラッとして気持ちが良く最高。
洗い場も風呂とは別室に分離されていて落ち着いた雰囲気であった。
こんなスパに行った時は誰もおらず一人独占してしまうという王様状態。
こんな心が豊かになる贅沢はそうは無い。最高最高だった。
朝風呂を浴びて湯冷ましに本館屋上にあるテラスに行ってみた。
テラスの奥に見えるのは関西国際空港方面の大阪湾。
空が丁度朝焼けで赤味を増してきた。朝6時30分頃。
テラスの隣りに室内プールがあった。天井壁がガラス張りで
なかなか洒落た空間だ。奥にはサンルームがあり、バリチックな籐の椅子が
大人の雰囲気を出している。ここもとてもいいエリアだった。
これがこの日の夕食。万葉の昔より「御食向かふ(みけむかう)」を
枕詩に詠まれた淡路島は多くの食材に恵まれた宝庫と言われてきた。
この地元食材をふんだんに用いた会席料理。当然海の幸、
淡路牛も旨かったが、一番印象に残ったのが宝楽焼きとしゃぶしゃぶ鍋に
添えられた玉葱の甘み、旨味であった。
早朝散歩の習性で大浜公園をブラブラ、ブラハンチャン。
大浜海岸は洲本市にある白砂青松の砂浜海岸で淡路島を代表する
景勝海岸。一帯は瀬戸内海国立公園に属している。ここは環境省の
「快水浴場百選」にも選ばれている。防波堤の先端に漁協からの
お願い書きがあった。ここはアオリイカの産卵場で
7~9月、胴長15㎝以下のアオリイカはリリースするように。
早朝散歩でお腹が空いた所で朝食。ここのあじの干物は
ちょっと関東と違う感じだった。ここには写っていないがこの後ドンブリで
玉ネギスライスが食べ放題で出てきて感激。
やはり甘い、どんどん食べられてしまう。今回の淡路島の食は
玉ねぎで脳が占領されてしまった。
ホテル最上階から見た洲本市の朝。人口約4万3000人で
想像していたよりも大きな街だ。淡路島には他に淡路市と南あわじ市がある。