スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

小菅の里 七星庵

2018-09-08 06:46:33 | ホテル・旅館

TEL 予約 問い合わせ 080-8850-5679

52年振りにこの地を訪ねたくなったのは今年の春、四国の秘境,

桃源郷祖谷の山里(2018-5-31付ブログ)に行き

日本原風景の里山を見て小菅の里を是非もう一度

見たくなった為です。そして調べたら偶然、今年の4月に

オープンしたばかりの一棟貸しの古民家、「七星庵」を知った。

七星庵のある小菅の里は旧くは修験道の宿坊街として栄えた

素朴な民間信仰の名残をあちらこちらに残す小さな集落です。

又、日本有数の豪雪地帯で日本古来の里山の

風景信仰、文化を色濃く残す四季折々の小菅の里の景観は

「小菅の里及び小菅山の文化的景観」として国の重要文化的

景観の指定を受けている。この七星庵は敷地231.4坪、

建物は平屋で45.7坪。施設保有は飯山市、施設管理は

信州いいやま観光局と㈱みずほらぼが行なっている。

・一棟貸しの施設利用料  月~木・日 16,200円(税込)。

金土祝日前日 17,280円(税込)。

・1人当たり宿泊料 月~木・日5,400円/泊(税込)

金土祝日前日7,500円/泊(税込)

玄関を入ると吹き抜けの天井、昔懐かしい土間の部屋が

宿泊客を迎えてくれる。さすが築200年の古民家を

リノベーションした歴史を感じさせる堂々たる建物だ。

なんと土間のホールの隣には観光客が見られる様な

展示ホールまである。ここはちょっとした郷土資料館で

小菅を中心とした資料、パンフが用意されていた。

とてもカルチャーの香りがする部屋だった。

居間は板の間で肌触りが良く気持ちが良い。この部屋には

囲炉裏があり、古民家ならではの風合い、風情を

貸切りスタイルで味わえる。和室は立派な床の間がある。

宿泊室はベット2、簡易ベット1で、ここは都会的なスペースだ。

トイレはなんと洋式が2つもあった。この家はテレビがあえて無く、

都心の喧騒を忘れ、心を整え、開放し、リフレッシュできる不思議な所だ。

キッチンには、IHコンロ、冷蔵庫、オーブンレンジ、コーヒーメーカー、

炊飯器、電気ポット、食器類などが完備してあり、

自炊方式の為の道具は揃っている。こちらでは地野菜や

その他食材もお願いすれば用意していくれる。

仏壇跡の内側にはこの家を建てた大工の棟梁の落書きが残っていた。

これをよく読むと約200年前の建物だということを立証してくれる。

和室の障子越しから外の草々を見ながらゆったりした田舎の時間を楽しんだ。

この道が若かりし時代に記憶を戻してくれた小菅集落の一本道。

都会は半世紀も経つと街の風貌は様変わりしてしまったのに

ここ小菅の里は時間が止まったかのように全く当時のまま残っていた。

ここでは色々なアクティビティの相談が可能だ。

・現役山伏やふるさと案内人による奥社登拝ガイドや

集落ガイド。修験体験。

・旬の野菜収穫体験。囲炉裏体験。

・北竜湖でのカヌー・SUP・マウンテンバイク・森林セラピー&ピラティス・ヨガなど

この日は野沢温泉よりヨガインストラクターにきてもらい

ミニヨガ教室を開いてもらった。

 

この方がここの運営の実質リーダー、そしてある時は修験僧に

変わるS氏。この時も急に奥社まで登りたくなったと言って

この姿で法螺貝を背負って参拝してきた。里宮のお参りの時

歓迎の時そしてお別れの時この法螺貝を吹いてくれた。

そしてこの夜は地元名産のみゆき豚のしゃぶしゃぶを料理してくれ

深夜の1:00頃まで語り明かした。S氏とはよっぽどの縁を感じた。

最後に七星庵の目の前にある青春時代の思い出の家

「中根荘」の丸山オジサンの霊前に手を合わせに行って来た。

その時、心の中の何かが、スーと消えていったような気がした。 


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