スミダマンのほのぼの奮戦記

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高田 誠とその周辺展

2013-11-08 08:17:09 | ご近所情報

「生誕100年、高田誠とその周辺展」がそごう川口店5階にある埼玉画廊に於いて開催された

高田誠の初公開の見応えのある個人コレクションを含む10点とゆかりの作家の展覧会です。

「野尻湖の妙高」1978年作 下8号

高田誠氏は1913年埼玉県浦和町に生まれた。県立浦和中学校に入学

4年生の時二科展で入選。二科展の重鎮、安井曽太郎に師事

1936年、一水会に加わり、このころから点描技法を用いるようになった

1961年寺内萬治朗の後を受けて埼玉県美術家協会会長になる。

1983年日展理事長に就任。その間文部大臣賞、日本芸術院賞受賞

日本芸術院会員にもなる

1992年79才で没。もう少し長生きしたら文化勲章を授与したのでは

ないかと言われている。

「蓼科山と白樺湖」1988年 下10号

・・・絵というものには統一感というものが大切なんですね。

はっきりとした作者の態度というものを決めて、見せる必要があるのです。

点描は、じっくり見て、じっくり考えて、段取りよくやるということで

私としても基本的に好きなやり方なんですね。

感動することは大切なのですが、ただいたずらにカーッと

熱に浮かされたように描くのではなく、一度自分の中で煮詰めて整備をして

その結果、残ったもので骨組みを作る。時間をかけて考えても

消えない感動を信頼して仕事を始めるといった

そういった態度というのが大切なんですね。

インタビュー、高田誠

「薔薇」

独自の点描法を生みだし、豊かな色彩のタッチとともに

日本各地の山村風景を沢山残した。

約25年程前、自宅のアトリエを訪ね、親しくお話をさせていただいたことを思い出す。

本当に色彩が上品でホンワカした暖かい気持ちにさせてくれる

大好きな画家でした。今回もその一端をごく近くで見ることができ

心豊かな一時が得られた。

奥様はまだ元気でいらっしゃるとの事。埼玉画廊の岡村睦美社長と

普段できない絵の話を暫しすることができ楽しい時間を過ごせた。



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