スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

東京ゴルフ倶楽部

2015-04-03 07:47:54 | ゴルフコース

現在埼玉県狭山市にある東京ゴルフ倶楽部は開場が大正2年12月1日で

日本ゴルフ界の草分け的存在だ

丁度当社創業一年後でその時代を共有している

変な親しみを感じる

クラブのマークからは古き良きカントリークラブのにおいがする。

この木造のクラブハウスは創立50周年を記念して昭和38年

あの有名なレーモンド氏の設計によって建てられた

築52年の古色蒼然としたこのような

クラブハウスは最近では建て替えられてほとんど見なくなった。

このラウンジは本当に素晴らしい。東京GCは

井上準之助、樺山愛輔らが、ニューヨークやロンドンなどで

ゴルフをなじんだ当時の各界指導によって

設立された日本で初めての日本人の手によるゴルフ倶楽部だ

倶楽部ハウスの2階を上がった所には、100年を超える

歴史の史料展示室がある。

この史料室は自由に見学できる。

ゴルフの歴史に関心ある人はこの中に入ったら

暫しゴルフ場の中にいることを忘れてしまう程

興味深い資料が展示されている。

ゆかりのプレークラブも展示されており、シャフトがヒッコリーで懐かしい。

狭山コースの前の朝霞コースのハウスは、日本を愛した

チェコ出身の建築家、アントニン・レーモンド氏の設計で

白亜の殿堂と言われ、東洋一のコースであった

最初のコースは東京駒沢(現在の駒沢オリンピック公園)で

摂政官時代の昭和天皇が英国の皇太子プリンスオブウェールズ殿下

との親善ゴルフを楽しまれたことで知られている。

昭和7年に朝霞に移転。狭山に移るまで8年間、ここにあった

アリソンバンカーで知られる、C・H・アリソンを招いて完成した

昭和9年ベーブルースもプレー

その後陸軍予科士官学校用地として買い上げられた

昭和15年、現在の狭山コースに2度目の移転

当時会員であった大谷明氏がコース設計をし、

朝霞コースを模写したホールもあるらしい。

練習場も300ヤードの打ちは放し、広々として

とても余裕がある。練習ボールも本番で

使えそうな新しいボールを使用している

インコースのスターティングホール。プレーした日

(3月25日)は丁度木蓮が満開で青空に映えて本当に美しかった

グリーンは朝霞グリーンと知々夫グリーンの2グリーン

最初チチブとは秩父と思っていたが

正解は知々夫だそうだ

これも地名から来たのかしら?

人の背丈より高い、有名なアリソンバンカーが

随所に口を開けて待っている

特にインコースはアウトコースの倍もバンカーがあるとの事。

バンカーの苦手の人には、ここは難関コースだ

コースの整備も素晴らしかったが

特にバンカーの整備は美しい程の良さだった。

食堂、ラウンジの天井はみがき丸太をたくみに生かしており

建築的に一見の価値がある。

この丸太は長い歴史から醸し出される。

静謐で落ち着いた雰囲気を演出している

昼の食事メニューはかなりシンプル

キャディーさんからはカレーが名物と聞いた

坦々麺は1000円。一般の中華レストランと値段はかわらない。

この時期は木蓮がコースに映える

東京ゴルフ倶楽部では過去通算7回の日本オープンが開催された

インのショートコース。グリーンの出来ばえも素晴らしいの一語

広々としたコースに見事に咲いていた枝垂桜。

一時プレーを忘れて花見の心境になってしまった。

スコアカードをよく見ると

「Replace Divots Walk fast、Level sand」と書いてあった

とにかくゴルフは紳士のスポーツマナーが大事なことは

大先輩達から口すっぱく言われてきた。

東京倶楽部は今でもエチケット、マナーを貴重な財産として

守り続けて来たコースだ

ちょっとルーズに成って来たマナーは、最近プレーした

コースの中では最も厳しかった

(ex,コース内、クラブハウス内は携帯は全て禁止。

シャツの裾が出ていたら注意を受けた。)


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