スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

邦楽同好会お浚い会 IN 祇園

2023-07-18 06:11:06 | イベント

今回の旅のメインイベントは浦和東ロータリークラブが誇る邦楽同好会のお浚い会。

今までに熱海(2019-3-11付参照)、神楽坂(2022-6-6付参照)に続いて

とうとう一見さんお断りの歴史的お茶屋さん祇園「一力亭」で

華々しく開催することになりました。

とうとう来るべきところまで来たかという感を強く持ちました。

会場の一力亭。

祇園の中でも最も格式の高い由緒のあるお茶屋さんで、

花街祇園甲部のお茶屋のシンボル的存在。

弁柄色の界壁の風情が絶対的存在感をアピールしている。

祇園甲部の数あるお茶屋でもこのような広い部屋があるのは

一力亭ともう1つだけと聞いた。

これから始まるお浚い会の前に皆さん緊張しながらその雰囲気を味わっている出演者の皆様。

今回わざわざ東京から三味線で来ていただいた東音の2人の女性と貴音の由多加先生。

東音とは東京芸術大学邦楽科を卒業したOGの方々。

実はこの方のお力で一見さんお断りの超有名茶屋一力亭でこのような席を設けることができた。

貴音由多加さんは長唄の人間国宝で日本芸術院賞受賞の宮田哲男(東京藝術大学元教授)の長男。

現在祇園で定期的に芸舞妓に長唄、三味線を教えている。

そしてこの方が浦和東ロータリークラブ邦楽同好会を約40年間という長きの間、

長唄を指導してくれたH先生。(貴音ひろみ)

先生も東京芸術大の卒業で人間国宝の宮田哲男先生の教え子で愛弟子。

一番バッターの4名のメンバー。

男性3名のお揃いの着物は正絹の素敵なユニフォームだ。

演目は「供奴」。

「仕て来いな やっちゃ仕て来い 今夜の御供・・・」

こちらは2番手の女性3人組。

こちらもお揃いの浴衣がよく似合う。

演目は「菖蒲浴衣」。

どうやら長唄の演題に合わせて浴衣を誂えたようだ。

こちらの女性は唯一、三味線で出演した方。

演目は「都鳥」。

後で聞いた秘話だがこの三味線は浦和のベテランの芸者からいただいたものだとか。

4組目となるとベテランの方々の出番となる。

曲名は「新曲浦島」。

ちなみに本職は設計の先生と弁護士さんだ。

こちらは同好会メンバーではないが皆、長唄が大好きで真剣勝負をしていた。

曲名は「官女」。

ちなみに1人はH先生の妹さん、1人は設計家の奥さん、そして最後の1人はスミダマンの…。

一番後ろからパチリ。

曲名は「都風流」。

こうして曲名を見ていくと京の都を意識した選曲をしたのか?ふとそう思えてきた。

だとすれば本当に粋なことだ。

この男性陣がシンガリのグループ、勘と度胸の「勧進帳」。

長唄のレベルは別として夢のような時間を有難うございました。

頂点の一力亭でゴールかと思いましたが、

噂では懲りずに金沢東茶屋でまた芸者を揚げてやるみたい。

結構毛だらけ猫灰だらけです。


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