スミダマンのほのぼの奮戦記

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日本下水道事業団研修センター新寮室棟完成

2022-04-08 06:15:42 | お仕事

日本下水道事業団発注による研修センター新寮室棟が3月半ばに完成し、

発注先に特定建設共同企業体を組まさせていただいた

佐藤工業(株)さんとご挨拶に行ってきた。

2020年10月1日付の起工式ブログ依頼1年半が経過した。

追加工事で発注された道路の外構工事を除いて全て完了。

木材ルーバーがお洒落で、とても立派な研修センターが完成した。

当建物は免震構造を採用している。

因みに免震構造とは建物と地盤の間に設置された免震装置により、

建物固有周期(地震時に片側に揺れて再び戻るまでの時間)を

より長い周期に変えることにより、

建物に与える地震力(加速度)を減衰させる構造です。

本建物は免震装置に金属製のスライダーと

球面加工されたすべり板で構成された球面式滑り支承を採用している。

こちらはラウンジと多目的ルーム。

驚いたのは多目的ルームの照明はLEDが使われ、光のカラーを変えることができる。

写真ではわかりづらいと思いますが、

下の写真は光が赤みを帯びているのがわかると思います。

扉の手すりもお洒落。

滑り止めにもなるエンボスが付いています。

こちらは4階の平面図。

このフロアーは女性が使用することを前提に設計・施工されているようで、

談話ラウンジはもちろん、後ほど紹介する浴室・脱衣所をはじめ、

女性洗濯室まで完備している。

そして学習室はプライバシーを確保し、ベッドルームとは分離した

合同の学習コーナーシステムになっているのには感心した。

この設計プランを検討した時はかなり議論があり、

明確なコンセプトがあったのがこの図を見てもわかる。

これが広々した女性専用の洗濯室。

こちらの研修センターは全国の各地方自治体の職員の方々が結構長期間、

泊りがけで下水道事業を中心とした研修を行うため、

このような設備が設けられたという。

浴室がまた素晴らしい。

ロッカー付の脱衣所になっており、シャワールームも付いている。

浴槽はまるでゴルフ場のお風呂のようだ。

今までもフェイスtoフェイスで全国の職員と交流ができ、

これが後々までの仕事上の交流につながっていて

素晴らしい成果を生んでいると聞いた。

まさに裸の付き合いがここから始まる。

こちらは風呂、トイレ、ベッドルームがあるホテル使用の部屋。

物入れのオープンなスペースが新鮮に見えた。

設備器具の操作は1ヶ所に集められており、カードキー方式を採用している。

こちらは平面図で紹介したグループ学習室。

これは随分考え抜いたシステムだと素人考えで思った。

長い経験から生み出した方式なのだろう。

ラウンジには壁掛けの大型TVが設置され、

壁も床もウッディな優しい環境の中でとても寛げるよう工夫してある。

ゴミ箱も燃えるごみ、ペットボトル、カンなど分別され素晴らしい。

現場所長曰く、この部屋が一番お金がかかっている部屋で、

女性のパウダールームだとか。

こちらは男性用の浴室。

まるでゴルフ場の風呂場のレベルだ。

浴室に張られた床タイルも細かく刻みこまれたもので

滑りにくくなっているのも心憎い。

外を見れば東京外郭環状道路の幸魂大橋と人工の彩湖が見え、

荒川の土手沿いには遊歩道が整備され、

都会の中の田舎(トカイナカ)の自然が目の前に広がり、

学習の疲れを癒してくれる最高の環境の地に完成したと思います。


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