スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

ミャンマー・ヤンゴン事情あれこれ①

2020-01-10 06:42:51 | 旅 ~海外

ヤンゴン市内の通りで見かけたミャンマーと日本の友好を表わす

車内の両国旗。ミャンマーと他の国との国旗を掲げた車を多く見た。

ところでミャンマー(昔のビルマ)という国の首都は2006年に

ヤンゴン(昔のラングーン)からネーピードーに遷都した。

国土の面積は日本の約1.8倍

人口は約5141万人(2014年)で人口の約70%がビルマ族、

その他シャン族、カレン族、ラカイン族など135の少数民族がいる。

言語はミャンマー語、英語が広く通じる。

昔は英国が統治していたからだろう。

夜遅く前にブログ紹介した宿泊ホテル

「ベルモンドガバナー・レジデンスホテル」に到着。

例によって翌日早朝散歩でホテル周辺を歩いてみた所、

驚いたことに数多くの大使館に遭遇。

ここは東京で言うと港区みたいな所か?

上から、スリランカ、ラオス、エジプト、マレーシア

パキスタン、インドネシア、中国(経済)、ブラジル

なにか東南アジア関係が多く、ヨーロッパの国は見つけることはできなかった。

この辺りの道路には大使館の来客、スタッフだけ

路上駐車ができる所があった。

日本ではこのような特権は見たことがない。

 

ミャンマーは今迄各パゴダで紹介してきた様に

敬虔な仏教徒国。国民の8割以上が仏教徒と言われている。

ヤンゴンの街でも多くの僧侶を見かけた。

ミャンマーの僧侶は托鉢で毎朝信者の家を巡って

生活に必要な最低限の食料をもらっているとか。

ミャンマーの街の風景を形作っているものの一つに

民族衣装のロンジー(腰巻き)がある。

これは正装でありながらも普段着としても人々に愛用されている。

巻き方は男性は余った布を正面で結び、女性は布の端を脇に織り込む。

ロンジーのすごさは、素肌を隠せる。

股を大きく開いても大丈夫。水浴びの時に大活躍。

汚れた道也トイレでも汚れない。

そしてとにかく涼しいといった特色があるそうだ。

早朝散歩して気が付いたことの1つに

街にやせた野良犬しかもほとんど同じ犬種の犬がウロチョロしていることだ。

グループの1人が言っていたが、これは赤犬といって昔日本では

この犬を食べていたとか。どうやらこの国の生きとし生ける万物の

命は尊いという仏教精神が背景にあるようだ。

庶民の足、客席付きの三輪人力車「サイカー」

日本流に言えば輪タクを街中でたまに見かけた。

これも昔の日本にあった風景で懐かしい。

料金は距離や客の数で異なるので乗る前に交渉が必要だ。

ヤンゴンで一番多く見かけた車は日本車の「スズキ」だ。

国内の販売市場シェアはなんと52%を占めているとか。

現地生産でコストを抑えているための価格が比較的安いことや

知名度もあることが好調要因らしい。

ティラワ経済特区でもアップしたが、ここに新工場建設の

計画があるのも頷ける。

数はあまり多く居なかったが、観光地や渋滞の通りには

物売りを見かけたのがとても印象に残っている。

この国は今急速に発展してるがまだまだ貧しさもある。

どうしても職業柄、どの国へ行っても建設現場には目が行ってしまう。

建設作業員はほぼヘルメットは着用して安全意識はかなりあるようだ。

建物の柱、梁は気のせいかかなり細く見える。

かなり使い込んだ生コンのミキサー車を多く見かけた。

片や路上に中空のレンガ、セメント袋が乱雑に野積みしてある所もあれば

中国のゼネコンが参画している大規模開発現場もあり

今ヤンゴンは街作りが混沌としている感じだ。

近年、経済開放策を背景に近代化が進んでいるが

ちょっと細かい所に目を配れば、ご覧のようにトタン屋根のバラック

あばら小屋で生活している人々もいる。

これが今のミャンマー、ヤンゴンの現実の姿だということを知った。

街では時たまご覧のような日本の企業、団体名が書かれたままの

中古日本車を見かけた。特にブルーの小型バスにはビックリした。

湯元ニセコプリンスホテル ひらふ亭と書かれている。

一瞬、日本から船でヤンゴンに観光に来たのかと

思わず錯覚してしまう程だ。

ヤンゴンのダウンタウンにある中国人街とインド人街。

ともに雑然とした賑わいと活気がある。

この辺一帯がヤンゴンの盛り場だ。

市民の憩いの場、市内の中心にあるマハバンドゥーラ公園から見た

スーレー・パゴダ(2019.12ブログ参照)

イギリスの植民地時代に建てられたビクトリア様式の旧最高裁判所。

レンガ造、中央の塔が特徴的だが現在は使われていないようだ。

この重厚な建物はヤンゴン市庁舎。

ビルマ民族様式ともいわれる屋上角に立つ尖塔など

ビルマらしいモチーフを取り入れた外観が特徴だ。

1925年に建てられ、その後幾度か修復工事が行われ1940年に

現在の姿になった。

マハバンドゥーラ公園の真ん中にそびえ立つ高さ46mの独立記念塔。

1948年イギリスから独立した証として建てられた。

塔の周囲は芝生になっていて、午後のひと時を楽しむ市民でいっぱいだった。

 


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