思考の部屋

日々、思考の世界を追求して思うところを綴る小部屋

真言宗智山派常樂寺の枝垂桜とコウヤマキ

2010年04月12日 | 仏教

 桜の本格的な季節になりましたが、昨日午後から天候が下り坂で今日は雨降りの一日になりそうです。

 枝垂桜は、八重桜よりも早い満開となります。きのうは、昨年見逃した松本市の内田地籍にある真言宗智山派常樂寺の枝垂桜を見に行きました。
 
     
 天気がやや下り坂で曇り空。花は満開でしたがもっと光をという感じでした。 今年は花が少ないとのことですが、晴天のなかで見ればもう少し鮮やかであったろうと思います。

     
 前回と同じように境内にある聖観音にお参りした後、桜に次いで境内に目立つ松本市の特別天然記念物「常楽寺のコウヤマキ」を見ました。

     
 指定内容の掲示板には次のように書かれています。

 コウヤマキはスギ科の常緑針葉樹の高木で、日本特産の樹木で高野山に多いことからその名がついたという。福島・新潟県以南に自生し、ヒノキ・サワラ・クロベ(ネズコ)・アスナロとともに木曽の五木にも数えられる。

 このコウヤマキは、高さ25m余り、目通り直径約1.3mの巨木で、松本城主小笠原秀政の手植えとの伝承がある。樹齢約400年を越すといわれるが、樹勢は盛んで今後も長く存続するものと思われる。

 常楽寺は牛伏寺(ごふくじ)の末寺で、かつてはこの庭で、市の重要無形民俗文化財のササラ踊りが踊られていた。

と書かれていました。

 このササラ踊りですが、市史の民俗編には、「8月7日ごろから地区内の寺で踊ったのち、16日の送り盆には牛伏寺まで登り、よその村からあつまった人々とともに踊ったという。このように若い衆の踊りの輪は近隣地域と交流するように移動していたわけである。かつてはこうした盆踊りの場が、男女交流の場であった。」と書かれており、古きよき時代が偲ばれます。

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