1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

マエストロからのお願いです

2009年02月06日 | Weblog
ゲネプロに行ったら、私の譜面台にメモが置いてありました。

一体どんなダメ出しだろう、とドキドキしながら読んだら、
「全体的にもう少し大きく(可能な限りでいいです)弾いてくれますか。
お願いします」
とのこと。
代筆なので、日本語でした。

そうかそうか、やはり音量が小さいのね。
今日はとにかく大きく弾こう。

マエストロが指揮台に向かう途中、直接声をかけてくれました。

「サイゴノホウノ、ジャラジャラーン、ッテトコ、オオキクネ」

「ワカリマシタ」

一応、英語の会話でした。
そんなわけで音質は二の次にして、全体的にとにかく大きく弾きました。
私の弾くところは、ほとんどf、ffffなんてのもあるんです。
でももともとの楽器の音量が管弦打より圧倒的に小さいし、マンドリンは1台だし、つらいところです。

劇場に向かうとき、たまたま一緒になったほかのパートの人に、「マンドリンをきっかけに出てます」と言われたので、聴いてくれてるんだ、何かしらの役にはたってるんだ、とマンドリンの存在意義をほんのりと感じました。

それにしても、歌の人はドイツ語が堪能な方が多いんですね。
歌の勉強の本場はドイツなのかしらー。
マエストロと歌手のやりとりはドイツ語なので、さっぱりわかりません。
歌もじょうずでドイツ語もできて、おまけにオペラの人は演技もするんだからすごいです。

この不思議な(と思ってるのは私だけかも。現代音楽をよくやっている人には普通らしい)オペラ、見に来る人がたくさんいるのは、日本初演であること、そして今後もそうそう上演されないであろうから、だそうです。
歌の人は何ヶ月も練習して、2時間で終わってしまうなんてもったいないですね。
全国ツアーとかしたらいいのになー。
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6 コメント

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とどろけ~~~!(シャザーンじゃないよ) ()
2009-02-07 01:48:47
やはり、オケでマンドリン一本だと
存在意義をほんのり感じる程度しか
自己主張できないんですね。

こういう場合は音質とか気にしている場合じゃないかもですね。
なぜなら、聞こえなければ音質もへったくれもないから。
とりあえず会場全体に音を轟かしてやろうという、
気合の勝負ですね。

ピックを強く持ち、固めの音で
楽器が一番響くところでかき鳴らすしか
ないかもめ。
返信する
かき鳴らします (シルベス)
2009-02-07 08:23:44
北さん、
そうそう、気合ですね。
とにかく聞こえなければ意味がないですもん。
かき鳴らしてきます。

今日は本番の前に、親戚の集まりでも弾くんです~。
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かき鳴らしましたか(^^) (いるか)
2009-02-07 21:54:01
マエストロのお声がけがあるということ
意義をもって存在しているということですね☆こちらの舞台その筋ではかなり注目を浴びているので、その舞台の一部になれるなんで素晴らしいです。ご出演、本当におめでとうございます。寒い日が続きますので、くれぐれもご自愛なさって本番を勤めあげてくださいね。私も高校の頃声楽をかじっていましたが、イタリア歌曲とドイツリードは基本でした^^
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今日もまた (シルベス)
2009-02-08 11:37:06
いるかさん、
ありがとうございます。
「その筋」で注目されているんですねー。
昨日はキャンセル待ちの列もできたそうで、驚きました。
私達は、大入り袋をいただきました。

声楽の方は、ドイツ語だけでなくイタリア語もなんですね。
歌だけでなく語学の勉強もあって大変ですね~。

今日も悔いのないように、かき鳴らしてきます。
公演についてのいろいろ、帰ってきたらUPします。
返信する
お疲れ様でした。 (ポメマル)
2009-02-08 21:56:20
楽団の方は両日のご出演お疲れ様でした。
大勢のお客様で当日券売り場にもたくさんの人が並んでて盛況でよかったですね。

今日はきっと無事終了でホッとされてることでしょう。
一番前の席で(打楽器側でしたが)舞台と同じ目線でみることができました。
この前コメントした時には書かなかったのですがシルベスさんの先輩のKさんも一緒だったのです。
森川さんの現代音楽の歌を何度か聴いてますが昨日のはいろんな面でびっくりなものがありました。
音楽も言われていた通りかなり難しいですね。
でも演奏も楽しめました。
あれだけ大きな音の中でマンドリン1台はきついですよね。どう頑張っても出る音は限りがありますね。打楽器を上からみたらいろんなものがあってあれを間違いなく叩くのは神業のようでした。いろんな楽器類が入ってるのでマンドリンもちゃんと効果音になってると思います。あのオケピの一員で演奏できるということが素晴らしい経験だったことだと思います。
本当にお疲れ様でした。



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ありがとうございます (シルベス)
2009-02-08 23:23:41
ポメマルさん、
コメントありがとうございます。
K先輩に声を掛けていただいたので、
ポメマルさん=K先輩
なのかしら??
と思っていました。
おかげさまでよくわかりました。

森川さん、素晴らしかったですねー。
パワフルで華やかで安定感があって。
カーテンコールの拍手も森川さんのときは一段とすごかったですね。
今日打ち上げにいらしていて、気さくに乾杯してくださいました。

打楽器、私もついつい見入ってしまいました。
あんなにたくさんの楽器をたった3人でやるなんて、本当に神業ですね。

作曲家の意図したようなマンドリンの音が出せたかわかりませんが、素晴らしいオペラに参加できてうれしかったです。
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