1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

母、オマール海老に泣く

2007年06月18日 | Weblog
このアレンジメントに入っている赤い実(名前は知りません)、大好きです。
オレンジと赤は私のテーマカラー。
見ていると元気が出てきます。

実家に、活オマール海老が届きました。
お祝いのお返しでもらったそうです。

こういう生モノって、うれしいような困るような。
新巻鮭一本だって、慣れてなければ切り身にするのも大変です。
それなのに、オマール海老。

頼りの父は姉の家に泊まりに行っていて、母が1人でなんとかしなければならない状況。
初めて見る生きたオマール海老は、真っ黒で大きくて本当に怖かったそうです。
それが3尾。(海老の数え方はこれで合ってますか?)

すぐに茹でないのなら、ひとつづつ新聞にくるんで冷蔵庫で保存しろ、と説明書に書いてあったそう。
どちらにしろ、直接触らなければならないなら、いっそのこと茹でよう、と決心したそうです。

お湯に入れる前に、まず海老のハサミについているゴムを切らなければならないらしい。
そのまま茹でるとゴム臭くなるとか。
でもゴムを切れば、当然ハサミが開くわけで、そうするとより一層掴みつらくなるそうです。
発泡スチロールにハサミが刺さったり、海老同士がケンカしたり、本当に手におえない有様に・・・。

母は命がけでどうにか3尾茹で、あばれた海老に汚されたキッチンを掃除し、食欲も失せ、疲れ果てて布団に入ったそうです。

その顛末を私に説明しながら、
「本当に怖かった」
と泣いていました。かわいそうに。

考えてみたら、鍋にオシリのほうから入れて、その後ハサミのゴムを切ったら被害は最小限に抑えられたのでは・・・
あるいは、3尾まとめてゴムを切らずに、1尾づつ処理すれば、3尾でケンカすることもなかったんじゃないか・・・

などとも思ったんですが、母が気の毒なので言いませんでした。

そしてその苦労の末に完成した(?)茹でオマール海老は、帰宅した父が殻を剥いて(この殻がとんでもなく硬い)食べやすいカタチにして我が家にやってきました。
食べるだけだと本当に簡単なんですけど。
こういう贈り物は、よくよく考えないと、相手に相当な精神的負担をかけることになりますね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 付け毛疑惑 | トップ | 事前にしっかり確認しよう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事