1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

森進一はすごい

2006年10月31日 | Weblog
昔の話ですが、テレビのドッキリ番組を見ました。
ターゲットは歌手の森進一。

シチュエーションは、大ホールでのリサイタル。
開演で、歌いながら幕が上がると、客席にはなんとおばあさんが1人だけ。
ただならぬ会場の様子に少し戸惑いながらもきちんと1曲歌い終わった森進一、客席に語りかけます。

「・・・あれ、おばあちゃん1人?」
うなずくおばあさん。

不思議そうにしながらも、
「じゃ、今日はおばあちゃんのために歌います。最後まで聴いてください」
と森進一。

また歌い始めてから、仕掛け人が登場し事情を説明(ネタばらしの時も、森進一はびっくりしたものの、怒らなかった)、その後待機していた観客で満員になったホールでリサイタルは再開された、と記憶しています。

このとき印象に残ったのは、森進一の態度でした。
中断して裏方に確認するでもなく、おばあさん1人のためにきちんとリサイタルを続けようとした。
本当に立派な人だと思いました。

チケット代が有料でも無料でも、客席に著名な評論家がいようと、子ども向けの演奏会だろうと、常に真摯な態度でベストの演奏するのが当然です。
手抜きをするような演奏者だと、聞き手には必ず伝わるものです。

そんなことを思った先週末でした。

10909歩。
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3 コメント

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Unknown (常にベストの演奏を)
2006-11-01 12:58:57
したいものですが、客席しかも最前列で大声でおしゃべりされるのも困ったものです。いろんなサークルの発表ですから興味の無いステージもあるでしょうけど、家族や知人を呼んで懸命に弾いている生徒さんが気の毒でした。そして1年めぐってこの週末、また同じステージを踏みます。最近亡くなった地元の高名な作曲家の曲を取り上げます。聴いてくれるかな?
H/K 昨日午後から地下鉄Y町付近で所用があり、帰りは赤い電車に乗るべくY町プラザの前を通ったらH先生の「プラテーロと私」のポスターを目にしました。
来年の公演ね・・・とか思いながら橋を渡ったら公園が・・・地図では川が三ツ又になっていることに気づきませんでした。皆さんしっかり歩いていましたね。私も酔い覚ましに歩こうかとも思いましたがシルベスさんと鉢合わせしそうな気がしてあわてて宵闇に消えました。
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ペースト先を (パーカス)
2006-11-01 13:00:35
間違えました
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そんなに (シルベス)
2006-11-01 23:56:22
パーカスさん、

昨日Y町にいらしていたんですか~。

なにもそんなに避けなくても…。



確かに観客に問題がある場合もありますね…
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