1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ホテル クアビオでファスティング体験 3/3

2017年07月03日 | 小さな旅の記録
【3日目】(2日目はこちら
いよいよ最終日です。

自然に目覚めて(これがうれしい。ふだんは家族に起こされてやっとベッドから出る)、まず朝風呂へ。
雨が上がっていたので、温泉に浸かりながら遠くの山まで見えました。

8時に朝食。
写真は撮り忘れましたが、最終日はにんじんジュースが1杯だけです。
これを飲むのも最後と思って、しみじみといただきました。

朝食後は温泉まんじゅうを買いに散歩。
歩いて行けるところに、スタッフさんから教えてもらった名店があるんです。
名店について詳しくは後日。
朝は8時前から開いているらしい。そして売切れたら閉店、とのこと。
3軒巡って、全店で買い求めました。

帰りはクアビオの庭も歩いてみました。

ウッドチップが敷いてあっていい香り。
部屋のベランダのすぐそばで、エゾゼミが鳴いていました。
とても小さくてびっくり。ちょっとオレンジっぽい体です。

わかりにくいですね。
色の違う葉もあるし。
でも、どこかにいます。

10時に捕食。

ひさしぶりの固形物です!

玄米粥
具だくさん味噌汁
大根おろし
花豆
胡麻塩
梅干し

ゆっくり味わっていただきました。
薄味だけど、とにかくおいしい。しあわせ。
特に花豆がおいしかった!

補食後、チェックアウト。
こちらの帰路の時間に合わせてバスターミナルまで送ってくれます。

室内履きをシューズバッグに入れてプレゼントしてくれました。
さらに小さなお土産も。

バスターミナルからバスに乗り、長野原草津口で小1時間特急の連絡待ち。

バスはほぼ満席で臨時便が出ましたが、特急の自由席は余裕がありました。
出発してから、クアビオのお土産をいただきました。
玄米おにぎり(とても小ぶり)ふたつと、糠漬けです。
お水のペットボトルはクアビオ滞在中、何本でももらえます。

「ひとくち50回噛んで食べるように」と書かれた紙も入っていました。
ゆっくり、ゆっくり、味わっていただきました。
でも50回は難しい。

緑の山に囲まれた地域を過ぎて、だんだんと高い建物が増え、都会に戻ってきました。
食事をあれだけ変えた割には身体って変わらないものですね。
1週間くらい続けたら変化をはっきり感じられるかもしれません。

帰宅して体重を量ったら、出発日の朝と比べてマイナス1キロでした。
これは誤差の範囲とも言えますね。
血液検査とかで何か好転したことが数値としてわかったら手ごたえがあるんですが。
あれだけ水分ばかりだったのに、お腹がぺたんこになってもいません。
ビフォーアフターの写真を撮って、と友人に言われていましたが、撮り忘れました。
撮っても、見た目の変化はなかったと思います。

でも、心底リラックスできました。
標高と景色と空気。
これが普段とはまったく違います。
予定に追われることもなく、何をしてもいいし、しなくてもいい。
たまにはこんな数日もいいですね。
スタッフもとても感じがいいし、居心地のいい静かなホテルでした。

リビングルームを2階から見たところ。


ここからは感想いろいろ。

友達に、草津にファスティングに行くという話をしたら

「せっかく旅行に行くのにおいしいものを食べないなんて、もったいない」

と言われ、

家族に、にんじんジュースの写真を見せたら

「身体に悪そう。かわいそうに」

と言われ・・・。

回りからは賛同を得られませんでしたが、貴重な体験ができました。

普段と比べて活動量が少ないものの、これだけの食事で困ることもなく動けます。
ということは、いつも食べ過ぎ、ということですね。
クアビオに置いてある本を読んだら、朝食は抜いたほうがいいという説多数。
朝食問題、どうなんでしょうねー。
必要派と不要派で朝まで生テレビをやってほしいです。

毒素は排出できたのかどうかわかりません。
できてない気がします。

動物性のものって必要ないんでしょうか・・・。
私は肉・魚・乳製品が大好きです。
というわけで、マクロビ食を実践するのは無理そうですが、
朝の野菜ジュースなら、続けていける気がします。
できるところまでやってみて、何か変化が感じられたらまた書きます。


予約してから出発するまで、たくさんの体験談を読みました。

「味覚が敏感になってコンビニのものが食べられなくなった」

というのがあったけれど、私の味覚は鈍感なのか食事に関してダメになったものはありません。
人によりけり、というところでしょうか。

通常の旅行とは食事の面で大きく違うので、簡素な民宿のようなところだと気が滅入ってしまうように思います。
その点クアビオは広々と清潔でいいと思いました。
1人旅の人が多いので、館内はとても静かです。
スタッフもささやくような小声で話しかけてくれます。
静か過ぎて、私は1人だったらさみしいかな・・・。
でも普段の生活が人と話す仕事とかで、静寂を求める1人旅には最適だと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。


コメント (6)
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ホテル クアビオでファスティング体験 2/3

2017年07月03日 | 小さな旅の記録

【2日目】(1日目はこちら
6時頃自然に目が覚めました。
深い眠りだったようで、気分もすっきり。
温泉は6時から入れます。
早速、朝風呂へ。
雨でしたが半露天風呂なので雨は入り込まず、しっとりした景色と空気を堪能できます。

8時に朝食。

お腹が空いた!
夜と違って味噌汁はありません。
ジュースだけの食事ををゆっくり味わいます。
シナモン水(食事のときに、シナモン水、冷水、常温水のどれかを選べます。最初に選んだものが帰るまで提供されました)のシナモン感を昨日より強く感じました。

9時にネイチャーウォーキングに出発。
雨がかなりしっかり降っていたので中止になるかと思ったら、余程の荒天(台風とか)でなければ実施するそうです。
雨も自然なことなので、それを楽しむとのこと。
というわけで、ポンチョ(ホテルのもの)を着てウォーキングポイントまで車で行きました。
季節や天候、参加者の年齢層によって、いろいろなコースがあるそうです。
この日は足元がぬかるまない、サイクリングコースを歩きました。


雨は降っているものの、木々(葉)に当たったものが落ちてくるので、あまり気になりません。
樹木の中をガイドの案内で歩くのは楽しかった。ガイドさん、若くて明るく元気な笑顔の女性でした。
熊が出ることがあるそうで、熊よけの鈴を鳴らして会話をしながら約1時間半のウォーキング。
植物のこと、動物や昆虫のこと、温泉のことなど、いろいろ教えてもらいました。
途中、クアビオから提供された三年番茶で休憩タイムもありました。
冬はスノーシューでエクササイズだそうで、これもやってみたい。

濡れた靴はホテルで乾かしてくれます。
2日目は、訳あって2階のお部屋に移動しました。

広々していて天井が高く、眺めがよかったです。
ソファがふたつ(1階はひとつ)、テレビが大きい。
水回りの造りが違っていて、シャワーがあります。温泉に入るので使わずです。
洗面所の奥にトイレが引き戸で独立しているので使い勝手がいいです。ゆったり広い。

雨の中を歩いてやはり冷えた感じがしたので、温泉へ。
温泉っていいですね。

12時に昼食。
朝と同じメニューです。

部屋に戻って昼寝、そしてトレーニングルームで軽くヨガ。
また温泉。

17時に夕食。
土曜日だからか宿泊者が増えました。
男性1人が2組、女性1人、女性2人組、男女2組。
オプションで、にんじんジュースを1杯酵素ジュースに変更しました。

同じもの2杯より飲みやすかったです。でも(?)+500円です。
具なし味噌汁の味噌が違っていました。初日が麦みそで、この日は何だったかな・・・。
とにかくお味噌汁があって、とてもうれしい。

部屋に戻ってDVD鑑賞。
食事のシーンがふんだんに出てくる映画だったので、ちょっと辛かった。
この日も空腹に困る前に眠ってしまいました。
昼寝をしたのに10時に就寝。
摂取エネルギーが少ないから身体が省エネモードになっているのかも?
3日目に続く)
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ホテル クアビオでファスティング体験 1/3

2017年07月03日 | 小さな旅の記録

結果(効果)だけ知りたい、という方のために、先に「まとめ」を。

・草津温泉 ホテルクアビオで2泊3日のファスティングをした
・空腹感はそれほどでもなかった
・食事を変えたわりには、身体は変わらなかった
・出発時と帰宅時の体重の変化はマイナス1キロ
・日常から離れた場所で自然に囲まれ、心底リラックスできた
・クアビオはとても快適なホテル。温泉もいい。

さて、ここから長い記事です。

アレクサンダーテクニークを少し学んでいた頃、ヴォーカリスト鈴木重子さんのブログを読み始めました。
片岡マンドリン研究所の話音倶楽部でお会いした(私の記憶ではゲストとしてお招きしたんですが、記録を読み返すと出てこないのでお客様だったのかもしれません)鈴木重子さんが、歌以外にアレクサンダーのレッスンやさまざまな活動をしていることを知りました。

そこで特に興味を持ったのが、穂高養生園のワークショップ。
今年も数日後から始まるようです。
期間が長いので参加が叶わないんですが、穂高養生園のHPを見て、デトックスプログラムというのがあるのを発見。
心も体もすっきりできそうな感じがします。
やってみたいけれど、いま一歩前へ進めずに数年経ちました。
なんだかストイックな人ばかり集まって、自分が浮いてしまいそうで(勝手なイメージで、本当のところはわかりません~)。

そんな私を、友人がファスティングの旅に誘ってくれました。
草津にある、クアビオというヘルシーリゾートです。

体に必要な栄養をジュースから取り入れながら消化機能を休ませ、脂肪燃焼と体内の老廃物や有害物質を排出させる体に優しいデトックス法(HPより)

燃焼して、さらにあれこれいらないモノを排出。
まさに私がいまやりたいことです。
5月からいろいろと精神的にも経済的にもストレスが大きく、リセットしたい気持ちもありました。
発表会が終わった、というタイミングもリラックスに最適です。

前置きが長くなりましたが、やっとここから旅の記録です。

【1日目】
特急草津1号で、上野を10時に出発。

東京方面から草津に行く方法は、高速バス、新幹線、特急があります。
高速バスは安いけれど時間がかかり、新幹線は高いうえに乗り換えがある。
ということで往復特急にしました。
空いていそうだったので自由席です。

2時間18分で、長野原草津口に到着。
この駅周辺にはなんだか何もない。
草津温泉に行くには、ここから25分ほどバスに乗ります。
電車で近くまで行けたらいいのにな。車中では草津音頭と湯もみの歌(題は不確か)が流れました。
草津バスターミナルは長野原草津口駅より、よほどにぎわっていました。

ホテルのチェックインが15時なので、それまで観光とお昼タイム。
テレビでよく見る湯畑。

色が独特ですね。


朝食は軽めにしたのに、ついつい舞茸天ぷらそばを頼んでしまいました。

これからファスティングなのに天ぷら・・・。しかも大きい。しかも私は友人が食べきれない分ももらってしまった・・・。

湯畑は近辺は思ったより狭く、湯もみも時間が合わなかったので早々に観光終了してしまいました。
バスターミナルで帰りの切符を買い、ホテルのお迎えが来るまで食休み。

お迎えの車でクアビオ到着。

バスターミナルからは車だと5分程度です。
他の温泉ホテルとまったく違う雰囲気。

素敵な外観。

そして、館内はとても静かでした。
入ってすぐに、室内履きに履き替え。
フロントの前に、リビングルームがあります。

冬は暖炉の火を見ながらくつろげますね。

部屋に案内されて、
これからのスケジュールの説明と、ディフューザーに使うアロマとウェルカムドリンクの種類を選択。
4時からの腸セラピーに備えて、早速温泉へ向かいました。
ホテル内では、室内着とガウンで過ごします。

清潔な脱衣所には、レモン水が置いてあり入浴前後に飲みます。
半露天風呂は窓枠もなく、壁がどーんと無いような造り。
(画像はホテルHPより)
何も遮るものがなく、木々と遠くの山並みが見えます。
そして、鳥の声とセミの声。

この時期にセミが鳴くはずがない(と思っていた)ので、スピーカーで流しているのかと思ってしまいましたが、エゾハルゼミというセミだそうです。
鳴き声がちっともうるさくなくて、ヒグラシに似た感じ。ちょっと郷愁を感じるようないい声でした。
とにかく清々しい温泉です。
大浴場ではなけれど、ホテルには11室しかなく、1人での利用者が多いようなので十分な広さです。
実際何度もお風呂に入りましたが、ほとんど友人と2人きりでした。
フィンランド式サウナもあります。

腸セラピーは、40分コースを受けました。
広々としたサロンを貸し切りで気兼ねなく施術を受けられます。
最初にアロマオイルを選び、着替えてセラピー開始。
腸を40分かと思っていたら、うつぶせで体全体のチェックと背中と首のマッサージ。
温かいオイルをたっぷりと使って、とても心地良かったです。
だいたい半分くらいの時間が過ぎたところで仰向けになって腸のマッサージ。
腸は右側だけ何か引っかかるような感じがしました。
大腸と小腸のつなぎ目があるらしいです。

部屋に戻ったら、もう夕食。
夕食の時間が5時とは予想外でした。
こんなに早いなら天ぷらそばを食べなければよかった。
とにかくまだちっともお腹が空いていなかったんです。

緑の庭が見えるレストランで1回目の食事。


席は外に向かっています。
私たちのほかに、女性1人が2組。
食事時間は、ファスティングの人とマクロビの人を分けているので、おいしそうなお料理をうらやましく思わないで済みます。
この日、マクロビの宿泊者がいたかどうかはわかりません。
何しろお風呂などの共用施設で一緒になることがないんです。この日何人泊まっていたのかわかりません。人の気配が無い。

にんじんジュース2杯
具なし味噌汁
レモン
梅干し
三年番茶

水筒には黒糖しょうが葛湯が入っていて、部屋に持ち帰ります。

味噌汁は薄味ですが出汁が効いていい味でした。
しいたけで出汁を取った麦みそ、と説明されたような記憶。
レモンは絞ってにんじんジュースに。味は気に入ったんですが、とにかく量が多い。
水分ばかりですし、お腹にはまだ舞茸の天ぷらが・・・。
空腹に耐える旅だと思っていたのに、まさかの満腹で苦しむ始末。
だいぶ時間をかけて、ようやく食べ(いや、飲み)終わりました。
喉元まで、にんじんジュースでいっぱいでした。苦しかった。

部屋に戻って、ホテルでお借りしたDVDを鑑賞。
レンタルDVDはたくさん種類がありました。

早い夕食だったので、夜にはお腹が空くかと思いましたがそれほどでもありません。
水筒の葛湯は想像していたよりサラッとしていて、薄味。
せっかくなので部屋に備え付けの黒糖をかじり、ジンジャーティーを飲みました。

寝る前に温泉へ。
夜の露天風呂も爽快でした。

この日は早めに就寝。夕食が早いと夜が長い。
家事もありませんしね。ひたすらくつろぎました。
2日目に続く)
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