昨日、無事終了いたしました。
ご来場くださったお客様、ありがとうございます。
遠方からエールを送ってくださったみなさま、ありがとうございました。
心配していた雨も降らず、少々肌寒くはありましたが、なかなかの演奏会日和でした。
朝8時50分に集合。
この日は、音楽ホール・小ホール・リハーサル室ともに稼働していたので、事務所周りは大混雑でした。
9時にならないと鍵を開けてもらえないので、来年は9時集合でもいいかも。みなさん必ず早めに到着するし。
受付周りとステージの設営をして、早めにリハーサル開始。
人数は少ないけれど、譜面台が大きいせいか(1人1台だし)なんだか狭い感じです。
譜面台は衝立のようになってしまうので、ステージ用の大きいのではなく、折り畳みの譜面台を背を低く、面をなるべくフラットにして使った方がいいかも・・・。
リハーサルで、会場での響きを考慮して弾き方を調整。
弱音がきれいに通るので、力まずに弾きましょう。
中低音が少しはっきりしない感じなのは、観客が入るとまた(いい方向に)変わるということでした。
1部のリハーサルが終わった時点で、喉が渇く!と思ったら、やはりホール内がかなり乾燥していたそうです。
湿気を調節してくださって、これ以降は快適になりました。素晴らしい。
あっという間に開演。
1部
ステージに出たら、明らかに前回より客席が埋まっていてうれしくなりました。
1曲目は、隠れた名曲と評判の「教会コンチェルト」。
1週間前の練習での成果が発揮できました。3楽章はコントラバスが素敵でした。
続いて「ロマンス」。全体的にとてもいい出来でした。コンマス氏の音がどこまでも澄み渡りました。
「ローレライ・パラフレーズ」は、有名なメロディと、怖い感じの部分の対比がとてもよく表現できたと思います。チェロとてもよかった!最後の最弱音もきれいでした。
そして「シャコンヌ」。
合宿以降急激に仕上がったのがこの曲です。
練習で試行錯誤を繰り返し、本当によくぞここまで、という感じ。
コンマスのソロで始まり、その演奏を受けてみんなが寄り添っていくところがよかった。
久保さんの渾身の指揮に引き込まれ、各パートの音に酔いしれ、最後まで音楽に入り込んで弾くことができました。
中間部のギターパートのアンサンブル、素晴らしかった。
全てを出し切って、放心したような状態でステージを降りました。
袖で、お互いの演奏を称えあうしあわせな時間がありました。
15分間の休憩。
控室でもシャコンヌの興奮が冷めなかったですが、2部に向けてラテンモードに気持ちを切り替え、ステージへ。
小穴さんがにこやかに登場してきて、全てが成功することを確信しました。
1曲目は「スペイン」。
本当に細かい表現をつきつめて練習してきた曲です。
冒頭のギターの音色にしびれて、あとは何もかもいい感じ。
ボレロの最後の音、1stマンドリンだけ残る音の終わりの「ドゥブルベン(プレソ用語 トレモロの最後をドゥブルっとして(字で書くと謎ですね)ベーン、と放り投げる感じ)」もうまくいき、最後の和音の「ギヤマン(プレソ用語 アルペジオの硬い感じ)」も決まりました。私が2部(の自分の演奏)で満足してるのはこの部分です。
2曲目は「コンチェルト・カプリチオーソ」プレソでは再演ですが、私は前回は2ndマンドリン、今回は1stマンドリンです。両方弾けてうれしい。
シャコンヌの重圧をはねのけたコンマス氏のソロ、冴えてました。
終曲は「ドリー」。
いい曲です。個人的には苦手な箇所が克服しきれていなく、完全燃焼とはいきませんでした。
最後の「スペインの踊り」は燃えました!ギターがかっこいいこと!
プレソは弱音がきれいですが、出すところは出すので、そこも好き。
アンコールはニーノ・ロータの「別れのワルツ」。これは本当に楽しい曲でした。
最後のほう、どんどん遠くに行って「さよなら」の感じにしましょう、というのは当日のリハーサルで小穴さんが思いついたことです。
それが本当に本番の気持ちにぴったりで、おしゃれに終われました。
終演後はロビーでお客様と歓談。
たくさんのお褒めの言葉をいただき、感激でした。
いい演奏のあとの打ち上げは楽しい。
今回も、アラスカさんで打ち上げをして、その後、カレッタ汐留で2次会でした。
3次会もあったと思いますが、私はここで帰途に着きました。
実は、本番の前日にアクシデントがあったんです。
前日は、本番と同じ会場のリハーサル室を確保していました。
9時から練習開始。
のはずが・・・。
私が予約していたのは13時からだったんです。
9時からは他の団体の予約が入っていて、変更もできません。
遠方からのメンバーも朝早く集まってくれたのに。
明日が本番で最後の大事な練習なのに。
とにかく午前中の行き場を探さなくてはなりません。
カラオケのパーティールームはどうだろう、公共の施設、小さめなホールは・・・。
メンバーがどんどん案を出し、電話をかけて、場所探しをしてくれました。
全員が移動することを考えるとなるべく近いところでとも思いましたが、土曜の朝9時では電話がつながらないところも多く、ままなりません。
近場の店で譜面合わせでもいいよ、と言ってくれる人もいました。
本当にどこも見つからなければそうするしかないかも、と思ったころ、音の出せる会場がほぼ同時にふたつ見つかりました。
比較的近く、値段の安い方に決定。
汐留ホールです。
MyMyの演奏会場探しをしているときに、大きさがちょうどいいな、と思っていました。
汐留なら築地から近い。
近いと言っても、楽器を持って徒歩で10分ほどの移動でした。
本来なら、もう練習を始めている時間です。
それなのに、ミス発覚から移動中も、誰も私を責める人はいませんでした。
それどころか本当に親身に協力してくれ、汐留ホールに着いたら、いい会場で弾けてうれしいとまで言ってくれ、全員がテキパキと椅子を並べてくれ、すぐに合奏の準備ができたんです。
その時点で10時でした。
私には2時間にも3時間にも感じられましたが、浜離宮に集まってから、探して、移動して1時間で済んだのは不幸中の幸いでした。
会場係としては痛恨の連絡ミスでしたが、メンバーに助けられ、なんとか乗り切ることができました。
汐留ホールでの練習はほんの2時間でしたが、濃密な時間でした。
みんなと合奏ができて本当によかった。
9回目の音楽会までの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
でもこの本番前日の出来事でプレソメンバーの素晴らしさを再認識し、しあわせでした。
このメンバーと一緒に演奏できるんだから、それだけで満足です。
そんな気持ちで立った昨日のステージは何もかもが素敵で音がキラキラと輝き、そして漂って、全身を包み込んでくれました。
いいなぁ、プレソって。
みなさん、本当にありがとうございました。
ご来場くださったお客様、ありがとうございます。
遠方からエールを送ってくださったみなさま、ありがとうございました。
心配していた雨も降らず、少々肌寒くはありましたが、なかなかの演奏会日和でした。
朝8時50分に集合。
この日は、音楽ホール・小ホール・リハーサル室ともに稼働していたので、事務所周りは大混雑でした。
9時にならないと鍵を開けてもらえないので、来年は9時集合でもいいかも。みなさん必ず早めに到着するし。
受付周りとステージの設営をして、早めにリハーサル開始。
人数は少ないけれど、譜面台が大きいせいか(1人1台だし)なんだか狭い感じです。
譜面台は衝立のようになってしまうので、ステージ用の大きいのではなく、折り畳みの譜面台を背を低く、面をなるべくフラットにして使った方がいいかも・・・。
リハーサルで、会場での響きを考慮して弾き方を調整。
弱音がきれいに通るので、力まずに弾きましょう。
中低音が少しはっきりしない感じなのは、観客が入るとまた(いい方向に)変わるということでした。
1部のリハーサルが終わった時点で、喉が渇く!と思ったら、やはりホール内がかなり乾燥していたそうです。
湿気を調節してくださって、これ以降は快適になりました。素晴らしい。
あっという間に開演。
1部
ステージに出たら、明らかに前回より客席が埋まっていてうれしくなりました。
1曲目は、隠れた名曲と評判の「教会コンチェルト」。
1週間前の練習での成果が発揮できました。3楽章はコントラバスが素敵でした。
続いて「ロマンス」。全体的にとてもいい出来でした。コンマス氏の音がどこまでも澄み渡りました。
「ローレライ・パラフレーズ」は、有名なメロディと、怖い感じの部分の対比がとてもよく表現できたと思います。チェロとてもよかった!最後の最弱音もきれいでした。
そして「シャコンヌ」。
合宿以降急激に仕上がったのがこの曲です。
練習で試行錯誤を繰り返し、本当によくぞここまで、という感じ。
コンマスのソロで始まり、その演奏を受けてみんなが寄り添っていくところがよかった。
久保さんの渾身の指揮に引き込まれ、各パートの音に酔いしれ、最後まで音楽に入り込んで弾くことができました。
中間部のギターパートのアンサンブル、素晴らしかった。
全てを出し切って、放心したような状態でステージを降りました。
袖で、お互いの演奏を称えあうしあわせな時間がありました。
15分間の休憩。
控室でもシャコンヌの興奮が冷めなかったですが、2部に向けてラテンモードに気持ちを切り替え、ステージへ。
小穴さんがにこやかに登場してきて、全てが成功することを確信しました。
1曲目は「スペイン」。
本当に細かい表現をつきつめて練習してきた曲です。
冒頭のギターの音色にしびれて、あとは何もかもいい感じ。
ボレロの最後の音、1stマンドリンだけ残る音の終わりの「ドゥブルベン(プレソ用語 トレモロの最後をドゥブルっとして(字で書くと謎ですね)ベーン、と放り投げる感じ)」もうまくいき、最後の和音の「ギヤマン(プレソ用語 アルペジオの硬い感じ)」も決まりました。私が2部(の自分の演奏)で満足してるのはこの部分です。
2曲目は「コンチェルト・カプリチオーソ」プレソでは再演ですが、私は前回は2ndマンドリン、今回は1stマンドリンです。両方弾けてうれしい。
シャコンヌの重圧をはねのけたコンマス氏のソロ、冴えてました。
終曲は「ドリー」。
いい曲です。個人的には苦手な箇所が克服しきれていなく、完全燃焼とはいきませんでした。
最後の「スペインの踊り」は燃えました!ギターがかっこいいこと!
プレソは弱音がきれいですが、出すところは出すので、そこも好き。
アンコールはニーノ・ロータの「別れのワルツ」。これは本当に楽しい曲でした。
最後のほう、どんどん遠くに行って「さよなら」の感じにしましょう、というのは当日のリハーサルで小穴さんが思いついたことです。
それが本当に本番の気持ちにぴったりで、おしゃれに終われました。
終演後はロビーでお客様と歓談。
たくさんのお褒めの言葉をいただき、感激でした。
いい演奏のあとの打ち上げは楽しい。
今回も、アラスカさんで打ち上げをして、その後、カレッタ汐留で2次会でした。
3次会もあったと思いますが、私はここで帰途に着きました。
実は、本番の前日にアクシデントがあったんです。
前日は、本番と同じ会場のリハーサル室を確保していました。
9時から練習開始。
のはずが・・・。
私が予約していたのは13時からだったんです。
9時からは他の団体の予約が入っていて、変更もできません。
遠方からのメンバーも朝早く集まってくれたのに。
明日が本番で最後の大事な練習なのに。
とにかく午前中の行き場を探さなくてはなりません。
カラオケのパーティールームはどうだろう、公共の施設、小さめなホールは・・・。
メンバーがどんどん案を出し、電話をかけて、場所探しをしてくれました。
全員が移動することを考えるとなるべく近いところでとも思いましたが、土曜の朝9時では電話がつながらないところも多く、ままなりません。
近場の店で譜面合わせでもいいよ、と言ってくれる人もいました。
本当にどこも見つからなければそうするしかないかも、と思ったころ、音の出せる会場がほぼ同時にふたつ見つかりました。
比較的近く、値段の安い方に決定。
汐留ホールです。
MyMyの演奏会場探しをしているときに、大きさがちょうどいいな、と思っていました。
汐留なら築地から近い。
近いと言っても、楽器を持って徒歩で10分ほどの移動でした。
本来なら、もう練習を始めている時間です。
それなのに、ミス発覚から移動中も、誰も私を責める人はいませんでした。
それどころか本当に親身に協力してくれ、汐留ホールに着いたら、いい会場で弾けてうれしいとまで言ってくれ、全員がテキパキと椅子を並べてくれ、すぐに合奏の準備ができたんです。
その時点で10時でした。
私には2時間にも3時間にも感じられましたが、浜離宮に集まってから、探して、移動して1時間で済んだのは不幸中の幸いでした。
会場係としては痛恨の連絡ミスでしたが、メンバーに助けられ、なんとか乗り切ることができました。
汐留ホールでの練習はほんの2時間でしたが、濃密な時間でした。
みんなと合奏ができて本当によかった。
9回目の音楽会までの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
でもこの本番前日の出来事でプレソメンバーの素晴らしさを再認識し、しあわせでした。
このメンバーと一緒に演奏できるんだから、それだけで満足です。
そんな気持ちで立った昨日のステージは何もかもが素敵で音がキラキラと輝き、そして漂って、全身を包み込んでくれました。
いいなぁ、プレソって。
みなさん、本当にありがとうございました。