1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

真逆

2005年04月29日 | Weblog
この頃、この言葉が気になってました。
もともとこんな言葉はなかったと思うんです。
私の周囲に使う人はいませんが、テレビ等でよく耳にするようになりました。

意味するところは「正反対」ということは、文脈からわかります。
でも、なんだか変な言葉。

ヤフーの辞書で調べてみると、
「真逆」そのものでは出てなくて、
「真逆様」(ま-さかさま)まっさかさまに同じ、だそうです。

つい先日、NHKの番組で「真逆」が取り上げられていました。
なんていう番組か忘れましたが、番組の中のコーナーに、日本語の使い方や言葉を考えるようなものがあるんです。

前にも一度、たまたま見たときに、「~になります」、「○○のほう」という、私が特に違和感を覚える言い回しについてやっていて興味深く見ました。
今回は、運良く「真逆」が取り上げられていたんです。
やっぱり、変だと思う人がいたのねー。

「正反対」と意味は同じだけれど、「正反対」はやわらかい響きなのに対して、「逆」はカ行にさらに濁点までついて、強い語感である。
まったく違うんだ、ということを強調するために、「逆」に、「真」(これが「超」や「激」をつけると、幼い感じがするので)、をつけているんだろう、という分析でした。

そこで、1人のアナウンサーが強調するために、「正反対」を「真反対」と言うことがある、と言っていましたが、他のアナウンサーからは「聞いたこともない」と一蹴されていました・・・。

「真逆」って、使いますか?

今日は、レヴール・マンドリン・アンサンブルの演奏会に行きました。
アメデオのチラシも入れさせていただきました。お世話になりました。

会場のフィリアホールに入ったのは初めてです。
青葉台の東急スクェアは、月に2回仕事に行っているところ。素敵な建物です。ホールもきれいでした。

団についての予備知識があまりなかったんですが、思っていたより大所帯でした。
でも、男性が4人だけ。
そのうちのお2人が、ぷーさんとcockatoo様なのでした。モテモテなんだろうなぁ。ふふ。

満席のお客様は、青山さんのファンが多いんでしょうか。
たくさんの団体を指導されているようなので、生徒さんの数も多いことと思います。

1曲目は、自分が若かりし頃に弾いたことがある曲でした。
タイトルを見て、なんだか身に覚えが、と思っていて、曲が始まったら一気に当時のいろいろなことを思い出しました。懐かしかった。

パラディスの「シチリアーノ」、好きな曲です。いいな、これ。マンドリンに合いますね。
編曲は私のイメージとは少し違っていました。

ドビュッシーも弾いてみたい。おもしそう。小舟にて、だけギターと二重奏したことがあります。アンサンブルもいいなぁ。

「東洋の印象」は有名な曲ですよね。
それなのに、聴いたのは初めてだったような・・・。
「古譚」も初めてでした。チェロにスポットライトが当たる曲でした。
cockatoo様のブログに、

>チェロの独奏者を立てて、コンチェルトっぽく演奏することもあるようです

と書いてありましたが、今回そうやってみてもよかったんじゃないかと思いました。
帰りに寄ったカフェで、お隣の席の方たちが「チェロ良かった」と言ってましたー。

舞踊風の指揮はとても弾きやすそうでした。
オケもとてもよく弾けていたと思います。
ただ、パーカッションがまったく入らないのは、考えた末の理由があったんでしょうか。
作曲者が指定してる限り、やはり入れるべきだと思うんです。

以前行ったオルマンの演奏会で、長谷川武宏さんのコメントを書いたチラシが入っていたことがあります。
内容は、作曲家が作った曲を、弾く側の都合でリピートを削ったり、かってに音を変えたりすることは断じて許せない、というものでした。

こういう場合、久保田先生に了解をとったりするのかしら、などと思っていました。
原曲を知らない人はなんとも思わないかもしれませんが、聴き慣れた者にとっては、本来あるべき音が聴こえないというのは、なんだかとても変な感じでした。
演奏がよかっただけに、もったいないと思いました。
コメント (6)
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