インドネシアの首都ジャカルタとバンドン間140kmに高速鉄道を建設する工事を中国が受注し、日本案は不採用になった。将来はスラバヤまでの700kmにのびるという事業で、巨額の事業費がかかるのでインドネシア政府は両案とも採用せず、中規模の200km程度の速度の鉄道にすると表明して驚かせた。そこで中国はインドネシア政府の財政負担のない修正案を提示して採用された。当初の中国案では総事業費は6000億円で最高時速350kmの高速鉄道を2018年に完成させるということだったが、修正案では速度は遅くなるという。日本の安倍政権は成長戦略として新幹線輸出を推進してきたが不採用となった。成長戦略の見直しが必要かもしれない。