自衛隊が発足して60年ぐらいたった。当初は陸上自衛隊13.9万人、海上自衛隊1.6万人、航空自衛隊6700人、150機の規模で米軍の払い下げの装備だったが、現在では陸自15.1万人、戦車700両、火砲600門、海自4.5万人、護衛艦47隻、潜水艦16隻、航空機170機。空自は4.7万人、航空機340機の規模になっている。装備する武器には最先端のものもある。自衛隊の今後を中期防衛力整備計画2014~2018年で見ると、主要事業は1、各種事態における抑止および対処。2、アジア太平洋地域の安定化およびグローバルな安全保障環境の改善で、島嶼部への攻撃、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間、サイバー空間における攻撃への対応。大規模災害への対応である。この事業のために陸自は水陸機動団の新編、海自はイージス艦2隻、潜水艦5隻を増強、空自はF35A戦闘機、新早期警戒機の導入を決めている。国際テロへの対応もある。安全保障の法律制度がどうなるか注目される。