MA社会研究所情報

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国分寺は741年に聖武天皇の指示で各国に設置された官営の寺で、武蔵の国の国分寺だった。

2014-11-15 16:00:12 | Weblog
 東京の西の国分寺市は住宅地として発展してきたJR中央線の沿線にある町だ。歴史的にはこの地に武蔵の国の国分寺がおかれたので国分寺という地名になった。国分寺とは奈良時代の聖武天皇の発案により国ごとに分けて設置された官営の寺という意味だ。741年天平13年に聖武天皇は詔を出し、諸国に国分寺と国文尼寺を建立することを指示した。国分寺は疫病、飢饉、反乱などで荒れる国家を安泰にするためにおかれた。国分寺の中心は奈良の東大寺で、聖武天皇は41歳の時、743年天平15年に大仏の建造を命じ752年に完成した。国分尼寺の中心は法華寺だった。武蔵国分寺に行くにはJR西国分寺で降りるのがいい。今は本堂と門、薬師堂が残っているが、東西720m、南北550mの寺地だった。万葉集に詠まれた植物を集めた万葉植物園もある。日本国の始まりの時代を感じることができそうだ。