MA社会研究所情報

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米国の中間選挙で共和党が多数派に。民主党の大統領が拒否権を使い議会は機能不全か。

2014-11-10 13:45:53 | Weblog
 米国の中間選挙で共和党が上下両院で過半数を超えた。米国の政治学者の意見を読んだ。共和党が議会の多数派になっても民主党のオバマ大統領が拒否権を使うので米国議会の機能不全は変わらないという。米国政治の問題点は政治家に献金したり、ロビー活動をする利益団体の影響力が増していることだ。議会が分極化している。中道がなくなっている。有権者は中道派が多いが組織化されていなくて議会に反映されない。米国文明はどうなるか。米国の民間部門は強力で革新的だが、政府部門は財政問題や高齢化問題に直面している。米国の力が弱くなっている。オバマ大統領はカリスマ性のあるリーダーのように思われていたが、国を治める協力体制が組めない大統領で、個人的な関係を持つより数万人の前でうまい演説をする方が得意な人だ。内政に集中して米国外の問題に関心がない人だ。アフガニスタン戦争とイラク戦争で多くの米国人は疲れてしまい、戦争に巻き込まれたくないと感じている。それでもイスラム国に空爆を始めたのは良いと思います。イスラム国よりクリミアを併合したロシアや南シナ海や東シナ海に進出する中国が脅威です。19世紀や20世紀の領土拡大時代に戻ったかのようです。米国は衰退してリーダーがいない時代になるのか、G0の世界ではない、米国はまだ力を持っている。必要に応じて世界に関与していくだろうという。今後6年は米国の政治は変わりそうもないと感じているようだ。