英国のパブリックスクールはハリーポッターの学校に似ていて授業料が高い。英国の３％の人しか払えない。

放送大学で英国のパブリックスクールの話しを聴いた。パブリックスクールといっても公立ではなく私立で授業料が高い。ハリーポッターの学校に似ている、英国人の３％しか高い授業料を払える人がいない。全寮制で入学試験にラテン語があるので、プレパラトリースクールで学ばないと入れない。高収入の人の子供でないと入れないので、英国の貴族制度、階級制度が維持されるという。
日本の旧制高校はパブリックスクールをまねた学校だが貧乏人でも試験の成績がよければ入れた。高級官僚、総理大臣になれた。最近は私立受験校や受験塾代を払える高収入の家庭の子でないと有名大学に合格しないので、階級が固定化して再生産される。
旧制高校は都会の子が多かったが、陸軍や、海軍の学校には地方の農民出身者が多かった。日本は貧しくてイギリスは大英帝国で栄えていたので、比較しがたい。一人当たり所得は１０倍の違いがあった。

菅首相が、消費税を１０％に上げるという。福祉のために使うというが、年金生活者の生活が壊れる。

テレビで菅首相が消費税値上げを言い出したという。参院選前のこの時期になぜ言うのかわからない。消費税値上げなどといったら国民が反発してせっかく６０％に上がった民主党菅政権支持率が２０％台に急落しそうだ。よくきくと消費税値上げも視野に入れて税制改革を議論するということのようだ。消費税値上げを問うなら衆参両院の同時選挙になるという。政治の世界は毎日驚くことが起きる。
消費税を１０％にする自民党の案を参考にするという。消費税収入は社会保障費に当てるというが、夫婦二人が月２０万円の年金収入で暮らしていると、消費税値上げで一万円でも支出が増えると生活できなくなる。高齢者の福祉のためのはずが高齢者の生活を破壊してしまう。食料品や医薬品には消費税をかけないようにするべきだろう。