MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

日本とアメリカの政治の話。ドリーマー鳩山氏は首相を辞めて、中道リベラルの菅首相になった。

2010-06-18 15:14:40 | Weblog
講演会に行って、日本とアメリカの政治の話を聴いた。日本の政治を研究しているアメリカ人の講師は日本は財政赤字でパンクしそうだ、昔のように偉大な政治家がいないと語った。昔は西欧化や経済成長など目標がはっきりしていた。インターネットの政治への影響がすごい。政党政治は労働者と資本家の階級や宗教の差のある19世紀末に出来た。今は全国民向けの政党になっている。財政難や小選挙区選挙など世界各国の政治が似てきている。日本人は悲観論、ペシミズムが好き。日本人はだめといわれるとがんばる。米国人はだめといわれたらやる気がなくなる。政治家は最小不幸ではなく、明るい未来を語らなければいけない。自民党政権から民主党政権に交代して期待された鳩山氏はドリーマーで、排出量25%削減や、日米対等、基地の県外移設、東アジア共同体などの夢を語る人だった。会った人の意見に同調し、首相の意向がわからなかった。オバマ米国政府は鳩山氏を反米、アジア中国派だと思ったが、言葉だけで深く考えていなかった。アメリカ人は我慢、ペイシャンスは好きではないが、今は我慢して日本政府の動きを見守る。菅首相は昔は官僚批判したが、官僚を使うことが大切だ。政治化主導で政務三役が官僚の仕事をして大臣業務が出来ない。菅さんは社民連やさきがけ党にいて、自民党にいたことがないので変化がある。菅さんは政治家二世ではなく市民運動から出てきた。親はサラリーマンだ。リーダーは説得力がいる。自民党は内部崩壊してる。政界再編は難しいが、9月の民主党代表選で民主党が割れる可能性もある。菅氏は中道リベラル。日本にビジョンがないのが問題だという。