ギリシャ、イタリア、フランス、スイスをDVDで見た。年をとると良くわかる。

ギリシャのDVDを見た。西欧文明の発祥地ギリシャのアテネの神殿を見て回った。今はクリーム色だが、新築完成時は色とりどりで極彩色だった。多くの神々がいて太陽神アポロンと海の神ネプチューンのどちらを奉るかで争ったが、アポロン神殿が建てられた。あとでネプチューンの神殿も作られた。ヨーロッパ文明の発祥地だが、最近は国家財政が赤字でストとデモで荒れている。ヨーロッパ経済崩壊の発生地になりそうだ。
イタリアではローマの闘技場コロシアムや議会行政地区フォーロロマーノを見た。市民が政治に参加する場になった。水道橋もあって巨大な施設が作られている。コロシアムは現代の競技場や野球場のようなもので現代生活の基になっている。浴場も巨大な施設で社交場になっていた。
フランスでは豪華なベルサイユ宮殿が見ものである。広大な敷地に幾何学模様の庭園を作り、室内も豪華絢爛な鏡の間があり、国際会議場やダンスパーティーの場になった。
スイスではアルプスの白い山々が俗世の汚れを洗い清めてくれる。
若いころに行ったところばかりだが、年をとってからみるとよく意味がわかる。

ヨーロッパの宮殿を見た。シェーンブルン、ベルサイユ、エルミタージュ。豪華絢爛の宮殿。

テレビでヨーロッパの宮殿を見た。オーストリアのハップスブルグ王家はオランダやスペイン、地中海に広大な領土を持っていた。ウイーンに豪華なシェーンブルン宮殿を作ってマリアテレジア女王が威光を示して、ドイツのフリードリッヒ大王の侵略に対抗した。女王は戦争より結婚で領土を広める外交をする方針で、敵国フランスに末娘のマリーアントワネットを嫁がせた。マリーは世界一豪華なベルサイユ宮殿で暮らしていたが、フランス革命で断頭台にのせられ殺された。
ロシアのエカテリーナ女帝は戦争で領土を拡大する一方で、豪華なエルミタージュ宮殿を作り美術品を集めた。現在は美術館になっている。エルミタージュとは隠れ家という意味で、愛人の部屋とプライベートパーティールームを作って生活したという。ロシア革命で革命軍が占領した。映画の有名なシーンになっている。