結婚記念日なので、結婚式を挙げた都心のホテルに妻と行って食事をして、思い出をかみしめた。当時と変わらないたたずまいがありなつかしい。立派なホテルで挙式したのに、あまりえらくならなかったので、数十年も時間が過ぎた気がしない。
猫が玄関先に子供を生んで皆死んでいた。この世に生まれたとたんに死んでしまった。この世の苦しみや楽しみを味わうことなくあの世に行ってしまった。猫が増えすぎても困るが、ごろごろ死なれても処理に困る。保健所を呼んで引き取ってもらった。
数日して十数年飼っていて、昨年亡くなった老猫のお骨を奉ってあるお寺に詣でた。妻が入れ込んで愛していたのでお寺にまつることになった。猫も人間と同じで死後の格差がある。
数日して十数年飼っていて、昨年亡くなった老猫のお骨を奉ってあるお寺に詣でた。妻が入れ込んで愛していたのでお寺にまつることになった。猫も人間と同じで死後の格差がある。
同期入社の友人が飯能あたりに山登りに行って、具合が悪くなり、倒れて午後3時半に心臓が止まって亡くなったという。同期会の幹事で先月集まって隣りで飲んでいたのが思い出される。同期会の写真を送って、ではまたと書いたが最後になってしまった。熊のように大きくて丈夫そうな男だった。年も若く元気で一番長生きしそうだったが、意外なものだ。人間いつ死ぬかわからない。