MA社会研究所情報

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日本の海上輸送路シーレーンへの脅威があると、船団護衛が必要になる。

2008-05-24 13:19:06 | Weblog
日本の海上輸送路シーレーンは世界中に広がっている。ペルシャ湾から日本までの原油輸送ルート。オーストラリアからの鉄鉱石輸送ルート。ブラジルからの鉄鉱石輸送ルートなどを防衛しようとすると世界中の海に護衛艦隊を出動させなければならなくなる。数百隻もの護衛艦を世界中に展開させることは不可能なので、戦争や危険のあるときには、輸送船団を作って護衛艦をつけていかなければならない。
 中国やイランと敵対関係にある状況で、ペルシャ湾から日本への原油輸送を考えると、いろいろな脅威の可能性がある。
日本から10隻の船団を組んで護衛艦5隻がついて出港すると、台湾沖で中国軍の航空機100機からミサイル攻撃を受ける。防空ミサイルをイージス艦が打ち出して迎撃し10機を撃墜する。中国軍の潜水艦から魚雷攻撃を受ける。対潜ヘリコプターが飛んでいって爆雷攻撃をする。護衛艦2隻と輸送船3隻が沈められる。なんとか攻撃を切り抜けてシンガポールからマラッカ海峡を抜ける。夜陰にじょうじて海賊船が接近し、タンカー1隻がシージャックされる。インド洋に抜け出してペルシャ湾に入るとイランの自爆艇が突入してきて護衛艦1隻が沈む。海峡に機雷もあると言うので身動きが取れなくなる。掃海ヘリコプターを出動させて掃海し進路を開く。ようやく原油を積み込んで日本に向かう、マラッカ海峡は危険で、中国沖も危険なのでフィリピンからマリアナ諸島のグアムの米軍基地の近くを通っていく。しかし、中国の潜水艦はマリアナ沖にも待機していて、輸送船3隻が沈められる。日本に帰り着いたのは輸送船3隻と護衛艦2隻だけだった。日本の物資は欠乏しているので船団に再度の出動が要請された。今度は、オーストラリアへ向かう。命がけである。と言う状況にならないように世界平和を保たなければならないだろう。

日本の生命線。物資輸送のルートは守れるか。制空権、制海権はアメリカが持っているのか。

2008-05-24 12:42:18 | Weblog
日本の物流ルートを守ろうとすると、空路と海路が考えられる。地域によりどの国が制空権と制海権を握っているか違うが、公海ではアメリカの空母がにらみをきかせて制空権、制海権を持っているようだ。日本の物資輸送のルートはアメリカ軍の制空権、制海権の中にあるのだろう。

自衛隊は日本を守れるのか。防空、本土防衛、海上輸送路防衛、ミサイル防衛ができるか心配。

2008-05-24 12:33:15 | Weblog
双葉社が発行した「自衛隊は日本を守れるか」という本を読んだ。自衛隊の戦略をみると、航空自衛隊は日本の領空を守り、侵略しようとする航空機を阻止するという。少し古くなったが、世界最高の戦闘機であったF15で防空戦を行う。仮想敵はロシア、中国のSu27、北朝鮮のMIG29、アメリカのF16,18だろう。どれも新型機で、F15より強いかもしれない。制空権を握れるだろうか。
上陸しようとする敵の艦船は一機120億円と高額の支援戦闘機F2が対艦ミサイルで攻撃する。敵の領土にある基地の攻撃はアメリカ軍が行うが、実行すると大戦争になるのでアメリカは攻撃しないかも知れない。日本独自で攻撃できるか、どうするか。
 陸上自衛隊は、日本の領土と国民を守るため戦う。敵に上陸を許さないように、水際で阻止する作戦だという。水際で阻止するのは困難で、パラシュートを使う空挺隊や、ヘリコプターで後方に展開されてしまうだろう。敵国側の在日の人々が暴動を起こしたり、潜入した特殊部隊のゲリラ攻撃など国内での戦いも起きるだろう。水際だけを守るのではなく、敵のいるところにすばやく展開する中央即応集団ができた。海外緊急援助活動にも出動するという。
 海上自衛隊は日本の国土と国民を守るため、海上からの敵の侵攻を阻止し、日本の周辺海域と物資の流通ルートを守ることを任務としている。太平洋戦争でアメリカの潜水艦に輸送船を撃沈され日本が敗北したので、対潜水艦作戦を重視して訓練している。ペルシャ湾から日本まで原油を運んでくるシーレーンを守ることが期待されるが、長大な距離であるので、できるかどうか心配である。最近は北朝鮮からの弾道ミサイル防衛にイージス艦が対応するように改造されて、日本海に展開しているが、打ち落とせるか心配である。