MA社会研究所情報

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日本人の冠婚葬祭。結婚式はキリスト教式、七五三は神社に詣でて、葬式は仏教式。多宗教か、無宗教か。

2008-05-10 14:20:55 | Weblog
日本人の冠婚葬祭は結婚式がキリスト教式で、七五三が神社に詣でて、葬式は仏教式が一般的なようだ。特定の宗教を信じていないので、ファッションとしてかっこいいキリスト教式の結婚式をして、正月や子供の成長を喜んで神社に詣でたり、葬式は仏教で坊さんにおじぎしている。信者がみたら不思議な国だと思うだろう。

NHKの経営計画。シェアが低下しているが、大災害で頼りになる。受信料を3倍払うという人もいる。

2008-05-10 14:09:08 | Weblog
NHK(日本放送協会)の経営計画の草案が読売新聞に載っていた。第一案は現状の受信料を維持。第二案は衛星料金をなくし地上波と一体化して合計で900円ほど値下げする案。第三案は電波をスクランブルにして見た番組から料金をとる案。
第一案だと、現状維持ができるかどうか問題になる。受信料義務化で、不払いが減れば受信料制度が持つだろう。
第二案は衛星放送を見ていない人には値上げになるのか。
第三案は番組を見ない人から料金をとれないので、見ない人が増えて減収になるのではないか。
受信料制度はなんとかうまく機能しているので、現状維持でいいのではないか。
富士フィルムのデジタル化変革をした古森経営委員長やアサヒビールでスーパードライをヒットさせた福地会長は財界出身だから、民間経営の発想でお役所的なNHKを変えようとするだろう。儲かるところを民営化して、残りを公共放送にするかもしれない。広告収入も導入するかもしれない。リストラもあるかもしれない。
歴史的には、NHKは戦前は唯一の放送局で受信許可料をとり、国民統合のために軍国主義国家の要として大本営発表などを放送していた。戦後は民主国家の放送局として再発足した。50年代は国民に親しまれ、NHKの放送することに間違いはないと言われて体制的になり、権威主義的になっていった。60年代に民放が増えても放送界や世論のリーダーとして認められていた。就職先としての人気も高かった。
しかし、最近は軽佻浮薄な商業主義化した世の中になり、派手なニュースやショーやクイズ番組がある民放を見る人が増えて、暗くまじめな番組が多いNHKのシェアが落ちている。三つの卵マークにしてから子供向けの幼稚な番組が増えているようだ。一週間でNHKを見たことがない人が30%いるという。就職先としての人気も落ちてきている。一方でまじめなNHKのファンもいて受信料を3倍払ってもいいと言う人もいる。
大地震や台風や戦争などの非常時には全国ネットの公共放送NHKの必要性を感じるだろうが、日常気晴らしにみるテレビは派手で面白い民放なのだろう。
国民が受信料を出し合って維持しているNHKが安定した経営になり、正しい意見や番組を忌憚なく放送できることが望ましい。そのためには職員の生活も将来も安定しなければならない。給与や、転勤、昇進、肩書き、年金などに配慮して不祥事が起きないようにして、安心して公正な番組を作り、意見を言えるようにしなくてはならないだろう。