セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 80本、 演劇 55本

大阪放送劇団「その受話器はロバの耳」(作/土田 英生 演出/増田 久美子) 於A&Hホール 80点

2024-07-14 17:34:40 | 演劇遍歴

土田氏の作品だから見ておこうと見た演劇でした。とても卑近な話で、また会社勤めをしたことのある人ならだれもが悩む事柄を、実に等身大の距離感覚を持って演じられました。

登場人物がみんなキラキラ輝いており(それなりにみんな影を持ってはいるが)、2時間強の劇はアッという間に終わってしまう。いい小説を読んだ後に残る読後感もさわやか。素晴らしい演劇でした。

前半からちょっといい加減人間めいた役柄だった人たちが、最後では清々しく、とても心に残りました。いいホンですね。

会場はちょっと遠かったけれど、全然気にならなかったです。


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