結構アカデミー賞ノミネートという前評判高い映画で行ってきましたが、何かいやアな映画だね。実録モノだからアメリカと日本では前提が違うので見方が全く違うということもあるし、、。
冒頭でのC・ベールのあの奇妙なシ-ンがずっと引きずるんだ。ベールって、超極痩せして話題になったこともあったけど今回は逆の中年の極太り。見事腹が出ている。ハリウッドお得意の体型メイクかなとも思ったが、そうではなかったようだ。ここまでする意味がこの映画にあるのかなと思って、とそうするとそこらのどうでもいいことがずっと気になって、いつもの映画鑑賞を邪魔してしまう。
結論から言うと、20キロ以上も俳優が無理して太る必要性はこの映画からは感じられなかった。いつものC・ベールそのものでも決しておかしくはない。
A・アダムズも中年おばさんまっしぐらになっていたし(かなり微妙な色気は満載ではあったが)これはもうこの映画、何か変なことになっていますね。
いい意味では奥方のJ・ローレンスが最初誰か分からいぐらい濃厚な金髪美女に化けていましたね。この女優さんはブスなのか、美女なのかはっきり分からんです。それにしても彼女を見直しましたデス。
この映画で一番よかったのはB・クーパーでしょうか。なかなか異様な新鮮味がありました。
それにしてもなあ、いつも何かギラギラしている野性派J・レナーがつまらない普通の市長を演じている。これもどうなのかなあ、、、。
と、俳優陣のことばかり書いているけど、この作品は権力者(FBI)が詐欺師を使ってマフィアを嵌める話なんだよね。でも全編ほとんどこの手の話によくあるスリル感がないわけよ。(R・デニーロが突如出没するシーンだけは超緊張するけどそれも5分ぐらいかなあ)
携帯のない時代だから家で電話で連絡を取り合うなんてそういうところは逆に面白かったけどね。
結局はマフィアは挙げられなかったばかりか、市民を思う市長が簡単に逮捕されたり(こればっかりが事実があるから変えられないんだろうけど)いやゆる後味の悪い映画です。そう何か全編もぞもぞする映画です。お気に入りのA・アダムズも目の回り暗くて彼女もお年かなと思っちゃったし、僕にはこの映画の面白さは分かりませんでした。ハイ。
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