あまり読むことのない出版社の裏話満載、というほどでもないが、出版社の実名が出てきたりするので頑張ってるなあという期待感もある。
そして盗作疑惑を捜査するのが新人作家という設定だが、編集者からこき使われたり、それなりの松岡の当時の思いが伝わってきたりして、それは面白い。作家と言えども、売れない間は編集者からぞんざいな扱いをされるのかと興味を引いた。
さて、盗作事件の真相だが、これはそれほど面白くもなく、少々期待外れ。人工的ではある。でもまあミステリーって、そういうもんなんでしょ?と言われればそうです、と言ってしまおうか、そんなものです。読んでる間は退屈しない。
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