400頁そこそこの長編なんだけれど大半読み終わってもミステリーって感じしないんだよね。この世界はまるで伊坂幸太郎です。社会から隔絶されている人間たちが寄り添って生きていくそして過去の仕打ちに復讐することで一心同体になる。
ほとんど道尾の本は読んでいるけれどこれほどミステリーから離れているのも珍しいと若干フラストレーション気味になっている自分に気づく。あれ、いよいよ道尾も普通小説を書くようになってしまったのかなあと失望し始めたとたん、ラスト近くの大どんでん返し、そして更に疾風のごとく続くラストのどんでん返しで僕の顔面は満面の笑みに変わっていました。
あ、なるほど、我慢に我慢を重ねるほどこの嬉しさが沸き立つ仕掛けになっているのですね。もう、道尾は、一番肝心の読者をペテンにかけるとは、人が悪いですね。でも、ファンとしてはこれ以上の喜びはありませぬ。
ほとんど道尾の本は読んでいるけれどこれほどミステリーから離れているのも珍しいと若干フラストレーション気味になっている自分に気づく。あれ、いよいよ道尾も普通小説を書くようになってしまったのかなあと失望し始めたとたん、ラスト近くの大どんでん返し、そして更に疾風のごとく続くラストのどんでん返しで僕の顔面は満面の笑みに変わっていました。
あ、なるほど、我慢に我慢を重ねるほどこの嬉しさが沸き立つ仕掛けになっているのですね。もう、道尾は、一番肝心の読者をペテンにかけるとは、人が悪いですね。でも、ファンとしてはこれ以上の喜びはありませぬ。
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