ソウ３ (2006/米)(ダーレン・リン・バウズマン)

どうしても気になってしまい見てしまう映画っていうのがある。この映画がまさにそうで、1作目が強烈だっただけに、いまだにそのときの衝撃が脳裡に残っているのである。本作は最終作のようで、前作の解決篇らしき手法を取り入れている。別にそこまでサービスしなくてもいいと思うけれども。この作品を初めて見る人は何のことか分からないだろうに。
映像もかなりクリアになり、それなりに金をかけていることも分かる。でも、肝心の怖さというか、衝撃度が作を追うごとに弱まっている。こればっかりは、加害者が変わらないから仕方がないところか、とも思うが、ちょっと物足りない。その代わり、執拗にキモサで攻めてくるので、慣れていない人は身を引くであろう。
まあ、うまく、理屈付けた解決篇だと思えば、それなりに楽しめたのは事実。
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