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ポセイドン (2006/米)(ヴォルフガング・ペーターゼン)

2006-06-03 19:23:47 | 映画遍歴
どうしてもオリジナルを知っている身からはかなり寂しい映画となってしまった。
まず、人間ドラマを描く気のないのは転覆までのあっという間の時間で知らされる。その後の肝心のパニックシーンはまあまあかな。しかし、船長の意思で待機していた客が一斉に水の悲劇になるシーンは描き足りずまるで予告編のよう。
問題の仲間たちで逃げるシーンの「蜘蛛の糸」は彼が順番でもきっちり自分を後にしていた人だったので、何故こうなるのか意図が分からずじまい。
その後はただ時間とはいってくる水とのシーンだが、凡庸でした。オリジナルの緊急の時の人間の勇気と知恵といったテーマが微塵も感じられず、お金を払った満足感はかなり低い。もう一度見たい人は恐らくいないであろう。
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