法月、よくここまで、いけしゃあしゃあと、オタクっぽく、読者の困った顔も顧みず、好きなやりたい放題、四作に設えたなあというのがまず感想です。
1作目の表題作はただただ立派。なるほどこういう結末になるか。ミステリーファンとしても恐れ入りやしたの一言。すごい。かっこいい。
2作目の「引き立て役倶楽部の陰謀」は結構読みやすい。ワトスン役を一堂に集めミステリーファンは随喜の涙。そこにクリスティーの失踪事件。いやあ、泣かせるねえ。でも1作目に較べるとちょっと落ちるかな。
3作目の「バベルの牢獄」。これがしんどい。読みづらい。でもよくこんなこと考えるなあ、、。もう完全に法月の脳内ワールド。ちょっとやりすぎ?
4作目「論理蒸発ーノックス・マシン2」。1作目の後日談ってところか。 こちとら読むほうもそろそろ疲れて来てた。法月もそんな感じ。
この4作の構成。1作目から起承転結ズバリ。お見事の一言。
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