結構私立探偵ものって好きなのである。子供時分は将来探偵になりたいなんて思っていたものだ。少年探偵団ごっこなんかして、よく遊んでいたネ。
初めての作家、保科昌彦。今回は何とオンラインゲームの中で誘拐に遭う事件と実際のこの世の事件とか交錯する何ともスゴイ現代ならではのミステリーである。
最初結構面白からず、もたもたしていたので読むのをやめようかなあと思ったとたん、俄然面白くなってくる。それからは一気読みであります。
何といっても登場人物がオンラインゲームにすとんと入り込んで行き、会話をし出すと面白さが止まらない。小説もここまで行くんだなあと感心する。
そして最後にはきちんと謎解きに入り込み全然本格ミステリーしてました。立派です。ミステリーファンとして保科を知らなくて、恥ずかしい限りです。秀作です。シリーズ化されたら読み込みしよう。
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