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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士( (2009/ス=独=デ)(ダニエル・アルフレッドソン) 70点

2010-10-03 13:37:30 | 映画遍歴
3部作と言っても、1部が完全ミステリー。2部がその後日談。そしてこの3部も後日談のパート2なのだ。こういうのってどうなのかなあ、1部が面白いからって、2部見せられる。2部見たからには最終作見ずにはおられない、なんてまた見てしまう、、。

連作と言ってもそれぞれ映画料金を取るのであるから、それぞれ一応完結しなければならないはず。僕にとって問題にしたいのは、完結しているようではあるが、2話があくまで本当に繋ぎであったことだ。そして3作も2作のつなぎのようで、要は1作目と2作目、3作目は異質な映画であることなんだ。

けれど厄介なのは2作目と3作目は連結しており、ただフィルムをハサミで切っただけのようにも思える。こうした映画が堂々と映画館で公開されるのがどうなのか、ということを僕は問題にしたいのだ。

1作目があまりに面白かったので、観客はそれを知っていてどうしても連作を見る。しかし、それは連作でも何でもなかった、と言うカラクリと言えばいいのか、、。

まあ、原作がベストセラーということなので、こういう問題意識は本当に妥当かどうかは分りません。でも映画として見ると、肩すかしだと思ったのは僕だけでしょうか、、。

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