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造花の蜜(2008 連城 三紀彦 著) 70点

2009-01-11 10:04:19 | 読書遍歴
冒頭の誘拐話はとても面白かった。どんな展開、伏線があるんだろうと、ワクワクさせるテクはさすが連城だ。しかも洗練された文章で500ページの長編だがどんどん読み進めていく。

でも、このプロットはちょっとリアリティに欠くよなあ。最後までどうなるかわからないその書きぶりはミステリーとして一流だけど最後であっと言わせるタネがあれでは読み終えた後どっと疲れる羽目になってしまった。

しばらくぶりの連城の作品だがちょっと頑張りすぎたかな、、。

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