隠蔽捜査、竜崎署長の親友(?)伊丹刑事部長を主人公とした要するにスピンオフもの。全部で8話あるが、どれも伊丹が難問に困り果て竜崎から助言をもらうと言った、結局は竜崎が主人公の8篇である。
冒頭の福島警察関係は現在放射能関係で問題が多すぎるが、平和な時代の福島である。であるから、こんないい所でこんな問題が起こってしまってと、本当に心配もしまた気の毒である。会津と薩摩、長州とのお国柄も面白く興味深く一気読み。
この感じで8篇を読むと<試練>だけがやはり異色である。本篇も竜崎の恋愛でかなり異色だったことを覚えているので、この篇だけは本編を読んでいなければ何のことか分らないだろう。
とにかくメチャ面白い警察小説。新刊が待ち遠しい、、。
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