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アダン (2005/日)(五十嵐匠)

2006-08-01 19:35:29 | 映画遍歴
「HAZAN」に続き日本画家の孤高の闘いを映像化したものだが、2時間強見ごたえのあるドラマになっている。
榎木孝明も比較的若いときの台詞回しは演技っぽくちょい無理しているなあと思ったが、年を経るごとに鬼気迫る迫力を表出している。こういう役は役者冥利に尽きるだろう。
芸術と画壇との距離感、時流に乗る画家と才能はあっても自分の世界に閉じこもらざるを得ない芸術家との対比も良く、2時間強どっぷりすばらしい映画空間に浸ることができた。映像もすばらしく、力作である。
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1 コメント

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おはようございます。 (アスカパパ)
2007-04-11 10:08:33
大阪の桜は満喫されましたでしょうか。
先日、ご紹介して頂きました五十嵐匠監督の「HAZAN」観ました。(感想を私の名前にリンクしました)
なるほど、神山征二郎監督とよく似た作風に思えました。
ラストシーンの桜は何処の桜でしょうか。立派な銘木でしたね。

「アダン」も機会があれば、ぜひ観たいと思います。
また、隠れた名画があれば、時に触れてご紹介ください。
どうもありがとうございました。
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