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サブウェイ123 激突 (2009/米)(トニー・スコット) 75点

2009-09-13 10:23:52 | 映画遍歴
冒頭からスピード感がある斬新なカメラワークが観客の興味を引き付ける。【トニー・スコット】らしい派手さ。【ジョン・トラヴォルタ】の好き放題の狂的演技。 それを受ける【デンゼル・ワシントン】の静謐演技。まあ、娯楽映画としての道具は揃った。

だれるところのない演出はさすがで、ぐいぐい引き込まれていく。エンターテイメントの常道を行く。よほどでない限り眠る人はいないだろう。そんな、結構お買い得ムービーだ。

やはりこの映画のハイライトは【デンゼル・ワシントン】が善人ぶっているくせに、やむを得ず自分の犯した罪を吐露してしまう下りでしょう。これは面白かった。作品に厚みを増している。

でも、ノートパソコンで車内を撮影していながらそれが露見しないというのもちょっとオチがなさすぎるというか、もったいない展開。またラスト、廃墟の駅からホテル経由で逃走するシーンも、何も犯人どもが歩いていくことはないでしょう。腑に落ちません。

それより、【デンゼル・ワシントン】が俄然【ジョン・トラヴォルタ】に挑む心理も明瞭でなく、今回は脚本に少々物足りなさも残りました。

でも、2時間はあっという間。カップで見るには おススメです。

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