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力道山 (2004/韓国=日)(ソン・ヘソン)

2006-03-21 21:42:01 | 映画遍歴
力道山って僕の子供時代の国民的ヒーローで、やはり街頭テレビを思い出す。ものすごい人気で、今でいうとイチロー以上であることは間違いない。空手チョップとまじめな感じで黙々と悪と戦う善というイメージで当事は彼が朝鮮人というのはほとんどの人が知らなかったと思う。
当事とオーバーラップしてしまうので、普通の観客とは見方が違うかもしれないが、言葉は全くの日本語で穏やかなイメージでいつも暖かさを感じられた。ギョング、日本語かなり頑張っていたが、でももうちょっと滑らかさが欲しかったなあ。(これは高望み)
朝鮮人のかけらも当時はなかったから。
引き分けの約束を倒れたリングから子供たちの顔を見てしまってから、いつもどおりに敵を倒してしまうシーンはすこぶる迫力あり。
彼の人間性の本質をよく伝えている。
体重を30キロも増やしたり、全篇日本語で通したり(英語ではない、日本語というのがすごいと思う)、プロレスを吹き替えなしでやっていたり、ギョングはこの映画でもものすごいことをやっているが、でもやはり彼らしさの演技があったのはいつもの映画に較べて少ないと思う。
これは素材が少しきつかったのではないか、と思う。
でも、日本で何故今まで力道山の映画が製作されなかったのか、、不思議である。
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