セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 79本、 演劇 51本

落下の解剖学 (2023/仏) (ジュスティーヌ・トリエ) 80点

2024-02-25 18:15:31 | 映画遍歴

話題作で、即劇場へ。メジャー映画館にかかってはいるが、小さな館内に押し込められ、ふむふむ映画通らしき風貌の人たちがわんさいる。

冒頭の夫の部屋でガンガン鳴らす音楽がめちゃセンスが悪い曲で、もう完全に私には暴挙の挑戦です。これじゃあ、あのインタビュアーどころか、映画ファンも席を立ちたくなる。その音楽暴力がなくなると、ふむふむなるほど面白い設定で、ミステリー的にはどうかとは思うが、謎解きが控えており、むんむん見せつける。

でもなあ、これはベルイマンの「ある結婚の風景」の現代版ですな。

体裁は裁判劇で、あっと驚くどんでん返しが控えているとも思ったが、どう考えても有罪にならない夫婦の葛藤を第三者に生中継で見せて何の意味があろうというもの。これでは若い人には結婚観にブレーキがかかり、もう人生半ばのお二人にはふむふむ感が漂い、ましてや老境に達した吾輩は「さっさと離婚せんかい」と怒鳴りたくなる。

ということで、人の羞恥をぷんぷんまき散らし、「はいこれでこの映画終わり」なんて展開は、私的には好きくない。でも、映画的には随分集中させられましたよなもし。


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