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夢の終わりとそのつづき(2007)(樋口 有介著・東京創元社) 70点

2015-08-01 18:04:43 | 読書遍歴

柚木シリーズの第一作品との位置付けだ。当然、ファンとしては必読書となる。なるほど、刑事をやめる経緯も分かるし、まだルポライターとしての仕事も確立しておらず、ひぐらし探偵っぽい生活も描写される。

馬券も結構好きなんだということもわかるし、なんとこの作品では柚木のセックスシーンも出てくる。そしてとにかく女にもてる。などなど結構驚く記述が多い。その意味でもファンとしては楽しいばかりの内容である。

しかし冒頭からの尾行依頼の絶世の美女の出会い、巨額の報酬等、読み物として抜群に面白い。しかしミステリー的にはあの謎はSF的な解釈で、これはいかがなものか。がくんと力を失ってゆく僕を感じましたね。

まあ、楽しかったのは事実。ファンだから許そう、、か。


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