セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 62本、 演劇 40本

久々東京日記(11月28日~11月30日)

2015-12-02 23:29:43 | 書きとめ日記
東京での友人たちとの、いわば少し早い忘年会を二夜続けて(相手は違うが)行った。毎年行っているもので、そう珍しくはないのだが、今年は春に仕事を終えているので、心情的にまた少し違った感触を伴うものとなった。 全く気を使うことなく服装も普段着。というか、いつもスーツ姿だったのだが、今回は私服なので逆にどんな格好で行こうか、急に寒くなったこともあり、考えてしまったのだ。ある程度買い込んではいたのだが、結 . . . 本文を読む
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ゆうめい 「短編「カッドォン」&「くやしい」」(作・演出 池田亮)(於・STUDIO543) 80点

2015-12-02 21:06:22 | 演劇遍歴
若い青年4人のコメディである。題材は卑近なものである。電車で座っている若者二人にガキが悪さをする。母親はまあ普通の母親である。子供の悪さはエスカレートし、とうとう裁判沙汰になる、、。 もう一つの話はその裁判後の逸話であるが、映画「セッション」からのパロディである。これが見事。奔放に、彼らのエネルギーを爆発させる。床たる土台を二人で持ち上げられても、なお且つ、斜めになった舞台で男二人は激しく太鼓を . . . 本文を読む
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ふれいやプロジェクト「トランス」(作・鴻上尚史 演出・小野寺 誠)(於・シアター711) 90点

2015-12-02 20:24:03 | 演劇遍歴
舞台が始まり5分もすると、この劇が一流の研ぎ澄まされた純度の高いものであることが分かる。出演者は女一人男二人の三人劇。ふとしたことで3人が高校卒業以来に出会う。その時彼らは女精神科医、フリーライター、おかまとそれぞれ大人の歳月を重ねて来た。 フリーライターが自分以外の自分がいることを感じ始める。そして女医に相談する、、。 実に面白い。膨大なセリフ。後半になるとまさに芥川龍之介の要するに藪の中。 . . . 本文を読む
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劇団献身 「遺言ビッチ、ロックンロール」(作・演出 奥村徹也)(於・シアターブラッツ) 75点 

2015-12-02 20:07:07 | 演劇遍歴
芸達者な面々が10人ほど。そして彼らはだいたい一人3人程度の役を受け持つ。戦争を体験し、かれこれ50年。2時間の長尺。 ナンセンスコメディなんだけど、でもこれもやはり人生なり。そんな重みもあります。みんな若く躍動感もある。観客席も若く、一体感も生まれている。 演劇っていいなあ。彼らが、僕らが、何かもがいている。頑張っている。それを見る。確かめている。その時間の共有。至福、、。 . . . 本文を読む
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身代わり島(2014)(石持 浅海・著)(朝日新聞出版) 60点

2015-12-02 09:19:20 | 読書遍歴
孤島における殺人事件、という触れ込みではあるが、肝心の殺人が中盤近くまで発生せず、その間アニメおたくのイベント話に費やされる。はっきり言って珍しく途中でやめようかと思ったぐらい。でも、ま、どうにか事件は起こり謎は膨らむが、、。 従来の石持からするとやはり全体に軽い気はする。題材がというのではなく、登場人物の掘り下げ方、謎解きの軽薄さ、殺人動機の曖昧さなど、かなりファンとして追いていけない部分も多 . . . 本文を読む
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