2007年6月7日早朝、市川市相之川3丁目の交差点で事故があった。
県道を右折しようとしたバイクと、自動車との衝突、さらに歩道に乗り上げて歩行者に突っ込んだらしい。
今回は誰も亡くならなかったが、この県道では、今年に入ってからもう2件の死亡事故がおきている。
千葉県警察のウェブサイトから、交通事故の大きな地図を作ってみたので参照していただきたい。
たしかに県道沿いの事故は多い。
私は以前から、相之川の大きな交差点と、当代島の三叉路は「歩車分離信号」にしてほしいこと、さらに島尻の三叉路には信号を設置してほしいことを、千葉県警察のウェブサイト、メール、電話を通じて何度となく要望を出してきた。
反応は、まあ、ここには書きたくないような腹立たしいこともあった。
歩車分離信号にするだけでは良いということでは、もちろんないと思う。
警察のいうように、渋滞が起きてしまうことがあるだろう。また、渋滞の結果、他の道路に自動車があふれ、他の場所での事故を誘発することもあるかもしれない。
しかし、クルマと歩行者は、どこを押してどこを引くという問題ではないのである。
どの場所でも歩行者=弱者の安全を最優先する、そのために、歩車分離信号も、安全な歩道も、それから自転車道も、設置すべきだと思うのだ。
その意味では、クルマ社会を押し戻すということになる。ただ、クルマにとっても当然交通事故を起こさないような交通体系になっているほうがよいし、自分が歩行者になったときには安心して歩ける街づくりが必要なはずだ。
ましてや、市内にクルマが溢れるから新たな幹線道路が必要、という土建論理は、本末転倒である(事例はいろいろ思い浮かぶはず)。クルマを増やすための拡大再生産ではなく、クルマと歩行者との両者が共存できる構造作りが必要だと思う。交通マナーの徹底など「気持ち」「モラル」への期待は、当然ではあるが、限界がある。
東京新聞、2007/6/8
市川浦安の交通事故地図(千葉県警察のウェブサイトより作成) 赤印は死亡事故
警察への要請方法やハザードマップなどについては → これまでの記事
国土交通省がアンケートを実施している → 「道路整備の中期計画の作成に向けてのアンケート調査の実施について 」
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いつも使っている場所なので、後で事故の
状況知り、ゾットしました。交差点では
なるべく後ろのほうに立つようにします。
バイパスは新しくできたとはいえ、旧タイプ
の道路のなので、歩道が狭く交通量も多い
ため、自転車をよく使う私には危険な道路
です。自転車では、なるべく裏道や歩道が
広い道を選んで通ります。
交通事故地図は興味深いですね。自治会や
小中学校で配るべきですね。
自転車についても、道路をどのように整備していくかが問題となっていますね。本来は車道を走ると決められていますが、そうできないところも多いですし、逆に狭い歩道では歩行者との接触事故が多いですし。国土交通省と警察庁では、歩道の一部に自転車専用レーンを作ることを進めていますが、ちょっと現実的とは思えません。北京のように整備されれば問題ないのですが・・・。