いまサウジアラビアに居て、先週ジャカルタの空港で食べた揚げバナナのことを思い出している。
衣の下は半分溶けていて、まあそれほど旨いものとも思えなかった。Wikipediaによれば、揚げバナナは、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ブルネイなどで食べられている。タイ・バンコクの路上では、揚げバナナではなく焼きバナナを多く見かけるのだが、訊いてみると、旨いかどうかは店にもよるし、クレープに挟んだもの、そのままゴロゴロと焼いたものなど色々あるのだという。
揚げバナナに使うバナナは熟する前の青いものだという。『アントニオ猪木自伝』には、家族で移民としてブラジルに行く途中、パナマで途中下船した話があった。猪木氏のおじいさんは、当時まだ日本では珍しかったバナナを買ってきてたくさん食べたところ、毒にやられて亡くなってしまった。では揚げバナナも焼きバナナも、熱で毒が分解されるのだろうか。
どうでもいいようなことではあるが。