マーティン・エスカランテ+ノア・ソウザ『The Sprawl』(Potentially Kinetic Records、-2019年)。
Martín Escalante (as)
Noah Souza (as)
まだマーティン・エスカランテの衝撃の来日から2か月くらいしか経っていないのだが、嵐のようなものだったせいか随分前のことに感じる。このCD-Rはその前に台湾のマニアであるJan-wen Luさんに見せてもらっていて、ぜひ本人から買おうと決めていた。そして確認した限りでもまったく異なる手塗りのジャケットは5種類。作ったのは相方のノア・ソウザ(南米だから送料が高かった、とJan-wenさんの弁)であり、たぶん数十種類はあるのだろう。変な人だなあ。
それで、嵐のあとにときどき聴くのだが、ともかくも何があろうとも渾身の力で吹き続けるマーティン・エスカランテの音の洪水に耳を晒していると、奇妙な勇気が生まれてくる。おそらくソウザもかれと一緒に踊り続けるのだからよほどのものだ。即興とは自分自身を出すことだ、という観点でみればエクストリームに正義。
●マーティン・エスカランテ
マーティン・エスカランテ+沼田順+石原雄治@なってるハウス(2019年)
マーティン・エスカランテ、川島誠、UH@千駄木Bar Isshee(2019年)
マーティン・エスカランテ+ウィーゼル・ウォルター『Lacerate』(2018年)
シシー・スペイセク『Spirant』(2016年)